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奥羽の山里農村いちば
▼当園のメインサイトです

奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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春爛漫の沢内です
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    一本桜2015

    1か月延長になった土壌分析の勤務に通いつつ、休日のハウス準備と稲の種まき、平日帰宅してからのたらの芽の夜なべ作業、りんどうの作業等々、兼業農家として大変な4月が終わりました。

    4月いっぱいと見込んでいた残雪は5-6日早く解け、4月29日の祝日には真夏並みの晴天の中、ふだんより1週間早く山桜が満開を迎えておりました。この桜の満開時は、これから延々と続く<りんどうの芽かき作業>のスタートの目印になっています。まだ施肥とか、雪で折れたり曲がったりした支柱直し、ネット掛けなどを進めつつ、にんにくの剥がれたマルチを芽を入れてやりながら直す作業、ジャガイモを植える準備など、すべての作業に一気にゴーサインが出たことより、やるべき作業が一つ一つ憶えていられないくらい、眼前にどうぞと並べられている春の沢内です。


    イモ灰まぶし

    なかなか野菜類に手が回らないのですが、ジャガイモとにんじんだけはと思い、まずはジャガイモを2〜3アール分用意し、昨日だいたい植え終わりました。午前授業で帰ってきた子どもたちが、ストーブから出た灰を切り口にまぶしているところです。


    苗2015

    おかげさまでこの高い気温の中、稲も順調に育っています。右側が4/11に蒔いたひとめぼれ、左側が4/16に蒔いたいわてっこです。今年はちょうど半々の面積で作付けします。ひとめはここは寒くて本来適地ではないため、早めに蒔いて、田植えも早めに進めることでできるだけカバーしたいと思います。その分除雪してのハウスの準備には苦労がありました。週末農業だったたtめ、雨の中でのビニール張りになり。。3週間前と現在では、ものすごい落差です。

    この間に町議会の選挙もありました。前回落選した地元の候補がとれ、ずっと当選を続けた同じく地元の候補が失敗し、新人がトップ当選し、と、ドラマが繰り広げられました(いつも実績ある人よりも新人の方が必ずと言っていいほど高得点で当選する傾向があります)。小さな町の12名の定員に13名の候補が立った選挙ですが、身近なイベントだけに熱が入ります。政策も訴えますが、はっきりしない人もいます。何をもってその人に一票を投ずるのか、票の結果に至るからくりは私にはよくわかりません。政策以前に決まってしまっている気もします。政党色ですでに決まっているケースもあります。政策をもってしかじかの党を支持します、ではなくて、政策以前にまず政党の支持がありき、という感じもします。

    いずれ、ふだん選挙でもないとなかなか一緒に集うこともない人たちと話して旧交を温め、団結を強める。4年に一度の機会なのです。まつりごととはよく言ったもので。


    カタクリ2015
     
    この好天が続いているうちに、春の一番の難所であるりんどうの新植の畑作りをやってしまおうと思い、堆肥の到着を待っています。去年まで田にしていたところを一気にこなれた畑になるまでトラクターで耕して、畝立て機で畝作りをし、マルチを張るという作業ですから、時間もかかるし、りんどう苗配布直前の5月中下旬は雨が多いのです。畑を掘るのとはわけが違うのです。かえって例年5月の連休頃の方が天気がよく、田も乾いたりするのですが、今年はそれが特に顕著です。まあ後で良いかと先に田んぼの耕起などをやっていると、のちに雨続きに遭遇して、あの時やっておけばよかった、と後悔してしまいそうな、そんな予感がするこのごろの天気です。

    カタクリも例年より早めに進んでいるようで、いまがまさに満開ですね(小4息子の撮影)。


    花束2015

    ピンボケしましたが、30日で終わった冬仕事。花束をもらって勤務先の合庁を後にしました。今回、肴町の方を全然訪れていなかったので、最後にこちら方面をブラブラ歩いて、一電車ずらして乗って帰宅しました。これから人口密度が1/10,000くらい少ないところでの暮らしに戻ります。
     
    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 07:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    少し春の気配が
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      この冬最大1

      2月10日の週の連続吹雪の日々から一転して、珍しく晴れ間の見えるこの1週間でした。夕方の帰宅時など、真冬の厚いジャケットでは前を開けて歩きたくなるほどで。とはいえ、沢内へ戻ってみると、まだまだりんどうの支柱の見えない田畑の積雪は2m近くあるような今日22日です。

      週末には吹いていようがどうしようが、山ぶどうハウスのパイプを雪害から救出する作業に追われていました。写真は先週末で、やっと今週末は雪関係とは別の作業ができて助かっている次第です。1月下旬に伏せ込んだタラノメが出荷期を迎え、もうじき水槽施設から出荷用に取り去っていくスペースに次の駒木を伏せ込むため、次の駒木を切断しておく作業に取り掛かっておりまして、出荷が始まれば、もう切断している余裕はありませんので、いまのうちに切った駒木を用意しておいて、雪の壁に横穴を掘って埋めておこうと思っています。これにより寒さに引き続き当てるとともに、切り口の乾燥防止になると想像しております。

      ハウスの雪掘りの方は、14日に取り敢えずパイプのアーチ部分の始まるところまでは掘っておいたので(ビニペット金具の設置してある辺りの30cmくらい上まで)、今週末は見に行っていませんが、多分この1週間の暖気でビニペットの辺りまで減っているはずです。


      この冬最大2

      小学生はいまはクロカンの真っ最中で、週末となると上の2人はスポ少の練習か大会で、末娘が一人残ることが多くなっています。パイプハウスの雪掘りの現場まではかなり難儀する雪の山を越えていかなくてはいけませんが、雪掘り中、フッと気がつくとそばにやって来ていて、パイプで遊んでいます。が、しばらくして姿が見えなくなっていると、遊び終えて部屋に戻っているわけではありますが、もしや間違ってその辺に埋もれてはいまいかと少々焦りもします。吹雪の音と作業の音で、声も聞こえにくいものです。どうしたかなと苦労して山越えし部屋に戻って娘を確認し、ホッとする。そんな繰り返しの週末になっていました。

      2枚目の写真は左に作業場、右が住宅で、その間を吹き抜ける風が2.5mの崖を形成している様子になります。にんにくの出荷の際に住宅側からこの崖を降りて作業場の中のプレハブ冷蔵庫へ取りに来るため、スコップで掘って崖をなだらかな階段を作っているのですが、一度雪が降ると(「降る」と「吹く」は大体同じ意味です)、1日で元の崖が出来上がってしまいます。この2月14日の崖が今年の最大値になるであろうと思います。いつもですとこれからの2月25日〜3月3日くらいに最大ピークが来るのですが、今年は12月になった途端に大雪が続いたので、前倒し傾向になっているように思います。とはいえ、量もあるし消雪は例年通り4月末になることでしょうか。


      盛岡の吹雪

      盛岡でも一度吹雪がありました。13日の金曜日でした。沢内はまあ普通の吹雪(小)という感じでしたが、同様に秋田の大曲からやってくるバイト通勤に使う田沢湖線も普通に到着しました。が、盛岡市内は結構荒れていて、大通りもこんな感じで吹き抜けています。まあ午前中で治まったし、いくら多く降っていたように見えても、積もらないんですよね。盛岡は。

      タラノメも5本くらいは食べ頃になり採りまして、今夜は初物をてんぷらにしてみようと思います。50gのパックである程度の数が出るのは今度の土日になるでしょうか。土日だけの作業というのは大変ではあります。今週は水曜日に確定申告相談の予定日で休みを取り農協へ行きますので、この日に収穫をし始めようと思います。それまでに大きくなったものは食べるのみですね。少し温度設定を低くしておきましょうか。

      休日には夕方など少しハイデガーなどの本を開いたりしてみましたが、この束の間の休息ももう次はないかもしれません。20代半ばまで取り組んできたドイツ哲学系も全体像の概略は理解をなるべく維持しておきたいし、ドイツ語自体にも接しておきたいものです。とはいえ冬の仕事と農業と、家のこと除雪等で手一杯という現実は変わりそうにありません。

      内山節氏の著作などもめくったりしていますが、目の前の仕事や用事に忙殺される現代社会の我々は、物事を浅薄な合理性で判断する基準で甘んじてしまい、その奥にあるであろう、論理的言葉で明確にし得ないが受け入れ直感しているような了解のレベル(彼は「諒解」の語を使っていますが)を重んじることができなくなっている傾向にあるという。表層的な理屈でない思索の仕方や物事の深い共感による受け入れということができなくなっている時代かもしれません。

      確かに、「精神論を持ちだすな」みたいに言われる風潮をよく感じますが、良かれと思って内実の利を目指そうとすることも、結局合理性というレベルを基準にする哲学的態度を取っているということになるのかもしれません。その奥にある深い意味を洞察しようとする知性というものの意義を意識していたいと思います。

      農産物でもそうですが、ソロバン勘定だけでは良いものはできないと、何となくですが思っています。この「何となく」は言葉で合理化できる経営性・商品性というものの一つ内側に、確かに存在する「諒解事項」と言ってよいものかと思います。商品として優れた機能を持ったものを出荷し、適正な値段とコスト管理で経営も優秀。理想の姿に思えますが、何かプラスαが欲しい。その何かが、共感とか諒解に基づいた生産者と消費者を結びつけるものか、とも思います。
      posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 18:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      雪下ろしと雪除けの日々
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        雪下ろし1

        今年もまた、多雪の歳になっていますが、月火2日間で50cmを軽く超える積雪があり、翌日の2月11日は休日で助かりました。タラノメもまだ出荷にはなりませんし、米の出荷準備などをしながら、まずは雪かきに追われた祝日でした。当園のタラノメ施設は住宅に拡張して単管と半透明波板(ポリカ)で設置した空間内にあります。写真でパイプが透けて見えますが、ハウスよりは暗く、そのため気温の変動が少なくて、まれに晴れの日があったとしても全くかまわずにトンネル支柱のビニールを全閉にしたままで出かけることができます。

        子どもたちが上がっている屋根部分は波トタンの下にコンパネが敷かれてあり、耐雪強度を保っています。暗くなるかと思われますが、どうせ冬は雪が載っているので同じことだし、タラノメにとって日照はそんなになくても問題ありません。いずれあまり雪が多く乗るとやはり潰されないか不安になりますので、上に上がり雪下ろしをしました。この作業は子どもたちも率先して手伝ってくれますね。


        雪下ろし2

        次いで、住宅の東側の屋根からの落雪をどかす作業のため、屋根からの落雪地点へと向かいます。除雪して積雪ゼロの玄関前より2mオーバーの山を上って現地へ向かっています。


        雪下ろし3

        雪は西風に乗って吹いてくるので、屋根の東側の量が多くなりますが、落ちた雪がこのように屋根とつながってしまうと次の雪が落ちれなくなってしまうので、除けてやる必要があります。小5の娘が作業しているように見えますが、撮影のためのダミーのようなものです。


        雪下ろし5

        奥の作業場へはいったん崖を降りて、また登ります。にんにく冷蔵庫はここにあり、注文がくるとリュックににんにくを入れ背負って山越えし住宅に戻っています。そうしないと雪が付いてしまいますし。。ここは雪が屋根から落ちないでいますので、いつ落ちるか、危険です。屋根にとどまっているところの下には子どもも大人も行かせられません。この日は気温も高めで、手前の方は滑り落ちています。こうなると危なくて落ちた雪の除去作業もできなくなるため、屋根にたまる前に落雪をどかし、落ちる場所を作っておく必要があります。県道など走っていると、屋根からつながった状態の小屋を見かけます。高齢化もあって、なかなか手が回らなくなっているのと推測されますね。



        かまくら遊び

        雪の壁に簡単なかまくらを作って遊べるのも雪国ならではでしょうか。中にベッドのスペースを作ったり、新たに壁を作ったり、スコップ一つで自由に設計できます。材料は無尽蔵です。こういうところにろうそくを入れてやれば雪あかりにもなりますね。


        雪あかり2015_2

        2月7日の夜に西和賀町の雪あかり祭りが行われました。昔はシンプルなものでしたが、この数年でかなり進化したように思います。セロファンなどを用いて色を出すような手法も近年よく見られるようになりました。


        雪あかり2015_1

         盛岡市でもサンビル前の公園内で現在同様のイベントをやっていますが、元祖は西和賀町です。町全域で行いますので、くまなく見るにはかなり時間もかかることでしょうか。いかんせん、この真冬の時期に夜の時間に他の市町村からこちらへ来るというのは抵抗もあることでしょうから、なかなか外部から人を呼ぶお祭りには至っていないかもしれませんが。。。いずれこの後月曜火曜の上に述べた風雪により、もうただの雪塊になっていまいました。。。
         
        posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        冬本番に突入です
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          大ブキ

          一度降り始めると最低でも3日、長ければ1週間降り続ける冬本番の時期になっています。この冬は暖冬予報を大きく覆して、12月のうちからひどい豪雪になっていて、とどまることを知らない様相です。土壌分析のための採取も3月まで無理でしょう。。。今日のような吹雪ですと、いくらでも吹き積もり、午前中50cm除雪したと思えば、午後にはまた50cm溜まっているという感じで、上から降ってくる量の何倍もの除雪量となっています。町の除雪車も何日連続で早朝出動になっていることでしょうか。昨日の盛岡など、春のような陽気だったというのに、愚痴を言っても始まりませんが、やはり雪牢の里に違いないでしょう。ここは他の何処とも違った風土の地なのです。春から秋までは素晴らしい自然を見せてくれるのですから、冬の5か月は我慢しなくてはいけません。

          気になるのは、やはりこの5年くらいの雪の量がその前よりも確実に増えていることで、消雪の時期も遅くなっています。温暖化により低気圧の発生が増えていることと思いますし、現在の新潟あたりの最大積雪地帯が北に移動して、この辺りが次の新潟的豪雪地に当たってくるとも言えましょうか。

          日中も相変わらず氷点下の世界でして、こういう環境ではなかなか農作業をするという感じにはなれませんね。盛岡等へ冬仕事で出勤しつつ、研修や交流の場を重ねたり、米・にんにくの在庫品の出荷作業とタラノメの小規模出荷。日も短いし、夏のように体も動きませんしね。現状ではこれで十分とも思います。決算や申告もあります。だいたい、どういうことができそうか、18年過ごしてその枠組み的なものは見えてきたような気がします。他の地域にないこの風土を生かした営みの中で地道に生産物を生み出していくこと以外の何物でもありません。

          雪を投げ上げているるところも2mを超え、その向こうへと投げ飛ばすのに苦労し始めています。少し硬くなった雪片はヘラの弾力でブンと投げ飛ばせますが、新雪は自分の顔に飛んでこないように。。少し沈んで落ち着いてくれればいいのですが。

          岩手食文化研究会で、「岩手に残したい食材30選」の続編を刊行するということになり、まだ企画段階ですが編集に関わっています。食材項目の選定自身からして簡単ではないのですが、全体構成のイメージ作りに意見を出し合っている段階です。食材名の見出しのもとに地域や食べ方、文化などを羅列していくという単純な編集では良いものはできない気がします。記載事項の決まりをあまり限定的に決め付けず、コラム記事、関連事項を食をベースにしたライフスタイルの側面へと膨らませたいものですね。貯蔵のこととか、固定種の種採りのこととか、横断的な項目のページ立ても欲しいところですし、インタビュー記事や座談会などの設定もありかもしれません。編集活動が自分の研鑽にも繋がることですから、「仕事」とは考えないわけで、実りある研修活動となればと思っています。これまで重ねてきた例会の活動自体が豊富な情報のソースとなってくれる面もありましょう。

          当面まずタラノメの施設を仕上げなくてはいけませんが、目の前の雪かきに追われまだ完成していません。吹雪でもやればできるはずですが、寒いとなかなか体も動いてくれず、目の前にはやらなければいけないことばかり、という毎日です。にんにくの冷蔵庫は奥の作業場にあり、出荷時にはそこまで2m以上の柔らかい雪山を「漕いで」到達し、戻ってくるという苦労を強いられています。タラノメ資材もこの奥の作業場から住宅の作業スペースの方へ持ってこなければならず、面倒です。明日の天候回復を願っています。

           
          posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 17:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          冬期間の始まり
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            県民会館

            12月1日よりまた冬の仕事が始まり、盛岡市内丸の窓から見える県民会館と、右手に流れる中津川の光景を8か月ぶりに目にして、何だかホッとした気持ちになります。家にいると、次々にあれやりこれやり、と際限がありませんし、ここに通って家の仕事と別の次元での作業をするというのは気分も違います。もっとも営農という気苦労から逃れることはできないわけですが、当面車で通勤したり、市街地を歩いたり、実験の業務に携わっている最中はそれも脇に置いていられるわけで、まさに気分転換。それも必要な期間です。県の仕事なので異動が多く、新しく知り合う人もあり、時には繁華街で飲み会になることもあり、また夏場とは違った有意義な時間を過ごせたらと思いつつ、冬時間が開始したところでした。


            総合分析計

            農業に関わる業務で、農家より集められた田畑の土壌の成分分析を行う実験室での仕事になります。試薬を扱うため白衣を着ての仕事です。この分析装置が要になるため、初日に早速試運転を行い、しばらくきれいな水を吸わせながら燃焼させて、バーナーの位置調整なども行って、本番の作業に備えました。トラブルなく、やや余裕を持って3月末の期間までを無事過ごせたらと思います。


            悪魔折り紙

            さて余談ですが、小3の息子は折り紙が好きで、本を買って挑戦したりしています。「本格折り紙上級編」というテキストを去年だか買いまして、思い思いに折っておりました。そしてその最後のページにある最後の難関が、この「悪魔」です。144の工程になり、技術も要するためこれまで挫折しておりました。小学生のうちにできれば良いねなどと話しておりましたが、このほどついに完成させ、その記念に撮影したものです。かなり大きな紙を準備して折り上げました。

            小学生は、こういう好きな対象にだけはとことん打ち込めるようですね。

            折る方も大したものかもしれませんが、1枚の紙からこういう設計を発案する人の頭の構造はどうなっているのだろうかと思ったりします。

            奥羽・沢内は雪が止まらず、12月1日の時点で0だった積雪はいま60cmになっています。今日も珍しくしんしんと降り続いています。外作業はできそうになく、事務仕事主体の1日になりそうです。

             
            posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            秋景色
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              秋景色

              相変わらず降ったり晴れたりが続き、めまぐるしい秋らしい気候の奥羽地方です。快晴の日はすばらしいの一語に尽きますね。1週間前の写真ですが、いまは紅葉がかなりまた進んでいます。一番下の黒マルチはにんにく植え付け中の畑、すぐ上は芽を出した小麦の緑です。中ほど左のブルーは彼岸出荷したりんどう「蒼い風」の残り花、右側のハセの下に見える木の緑はタラノキになります。稲を筆頭として秋の日差しを吸収しつつ作物が進んでいってるよというのが何となく気持ちとして分かります。


              脱穀1回目

              そんな好天が数日続いた、明日から崩れますという日に、まず第1回目の脱穀を行いました。3連休中の日曜日で小3の息子が手伝ってくれました。稲扱き作業は一人では能率が上がらないものです。ハセの上に上がって、直接ハーベスタの投入口トレイへ投げ落としてくれる稲を私はどんどんと機械に入れていく作業になり、大人が一人付いてくれるのと全く遜色ないスピードで進みました。5反分のうち1/3くらいはやれたでしょうか。水分も15%台後半まで下がっておりまして、好条件で取り込むことができたと思います。


              ハウス稲乾燥中

              こちらは18坪の小型乾燥ハウスに設置した雨よけハセで、約1反分分の稲がいまも入っております。当園の田で1反分分ですから、普通の農家さんですと5アール分といった感じでしょうか。4俵240kg分を、外の通常のハセではどうしても実現できない15.0%の水準まで乾燥させて、来年の初夏以降の出荷用に備えたいのです。こちらは全量「いわてっこ」で、ひとめぼれは面積も小さいですし外のハセのみになり、おそらく先に品切れになるかと思います。

              外のハセで残り1回、そしてハウス脱穀で1回の計2回、あと脱穀が残っています。11月初旬までに終わらせなくてはいけません。特に外のハセは長く掛ければ良いというもので決してなく、11月に入り雨が止まらなくなって痛い目に遭った記憶がありまして、その時はもうお日様も望めず水分も下がってくれる気配もなくて、やむなく強行脱穀して作業場の2階に一冬広げて乾燥したのでした。籾の階段上げ下ろしが辛かったです。日本海側気候の一番辛いところです。


              にんにく種球

              稲刈りと並んで、稲刈り以上に時間がかかっているのが、にんにくの植え付けです。今年はホワイト六片4アール・八木+八幡平4アールで8アールの計画で植え付けています。一気に拡大して小さい種まである在庫残らず植えた昨年秋は、結局小さい出来しか今年の夏もたらしてくれませんでしたが、拡大2回目の今年はやや面積を絞ったものの、十分なサイズの種ばかりを植え付けることができまして、来年は今年よりは間違いなく良い出来になってくれるものと信じております。植え付け開始から既に10日が経っており、台風雨もあったり、りんどう出荷との兼ね合いですので一日まるまるは作業できませんが、まずあと今日まもなく1時間程度で完了するところです。

              また、肥料面でも今年は鶏糞と豚糞を前年より多く施しており、積雪による生育休止期間が長く、また積算温度も低い当地のような山間地でのにんにく栽培においては無肥料に近い栽培ということは現実的には困難であることを、特にこの1作で強く感じている次第です。有機質だけとはいえ、やはりLやM品を提供していかないわけにはいかないですから。

              肥料分をそれなりに多用して、次年度はそれを小麦を植えることによって吸わせて輪作として、という作型になるのだろうと考えています。

              外仕事もあと1か月です。この間どうか積雪に邪魔されないことを願うばかりです。

               
              posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 08:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              沢内の夏・りんどうお盆出荷
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                アリーナ刈り取り

                撮りためた写真がなぜかPC取り込み前に消えてしまい、記事投稿が遅れておりました。北上市内のイタリア料理店訪問や、なめとこ山近くでの川遊びの光景などの写真で、ちょっと残念です。原因は不明ですが、子どもたちのせい?

                期間が空いてしまいましたが、日本で一番最後ではないかとも思われた小麦(アリーナ)の刈り取りを慌ただしく終わらせ、現在はお盆需要期のりんどう出荷に追われています。今年も始まりました。にんにく収穫と面倒なマルチの除去作業も何とか終了させ、草取りや草刈りなどの作業も全部脇に置いて、昨日からりんどう一本の生活になっています。にんにくのご注文も多くいただいていますが、いまはまだもう少し乾燥が必要で、またりんどうの出荷作業が待ったなしですので、少しお時間をいただいています。

                バタバタした気持ちで、忙しないです。夏は落ち着いた思索など難しいものですね。


                一関文化センター

                さて、りんどう集中出荷が始まる直前の7月30日ですが、ラジオでもCMが流れていた東京バレエ団の公演「眠れる森の美女」を観に、一関文化センターへ足を伸ばしてきました。早めに到着し、案内付きで館内をいろいろ探検してきました。照明の部屋に入り、ステージへとスポットライトを当てる体験をしている写真です。普段立ち入ることのない区域の案内でして、楽屋脇の通路など、バレエの衣装の箱などがずらり並び、開いたドアの向こうでは衣装に手を入れている人たち。開演前の臨場感が伝わってきます。

                バレエ音楽はテープを流してのものでしたが、セットも美しく、子どもたちもよく知るお話だったので、飽きずに楽しめたようでした。後半のマレフィセントと王子の対決シーンがあっさりしすぎていたのは、ちょっと残念でした。竜に変身するシーンなどどうするのかと思っていましたが、竜は出てこず。。。

                私も初めてバレエを生で観ましたし、滅多に体験できないので、良い機会でありました。道も国道4号へいきなり出ず、北上の手前から「胆沢農道」を通って前沢までほとんど信号なしの快適なルートを利用し、何と2時間で到着しました。また会場の隣には新しく出来た図書館が併設してあり、こちらにも入ってきました。図書館は何時間でも楽しめる場所です。


                冷蔵庫

                さて、当園ではにんにくに力を入れておりますが、これまで面積も少なく、実際11月頃には売り切れとなっていたのですが、これをもっと先まで販売し、さらには冬場の黒にんにく等の加工まで視野に入れるとなると、冷蔵庫の導入が不可欠でして、今回、念願の農業用冷蔵庫を購入することになりました。電気代はかかりますが、乾燥終了後、-2度で保冷することが長期保存には必須ということです。これで規模を増やして在庫をしっかり持ち12月以降まで品質を保って出荷できるようになります。

                今年のにんにくは思ったより小さく、肥料が少ないせいもありますが、昨年秋に作付け規模を拡大するためにかなり小さい鱗片も種に使用したことがあったと思っています。この秋もやはりそれなりに小さい種球も植えざるを得ないと思いますが、鶏糞あるいは豚糞の施用量を多くして、S品にもならない玉は作らないようにしたいですね。

                1坪の冷蔵庫はかなりでかいです。いくら規模拡大しても入り切らないということはなさそうです。種用は元々入れませんし。

                まずはこの1週間、りんどう需要期を乗り切ることを考えたいと思います。

                 
                posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 07:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                冬真っ盛り、です
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                  タラノメ出荷状態

                  関東に大雪の低気圧が来ている時は、こちらは全く降らなかったりするのが常ですが、昨日に関してはこちらも吹雪状態で、稀なことですが、東からの吹雪でした。北上線も止まったようです。よほど強い低気圧だったのでしょう。渋滞もあり大変だったことでしょう。もっとも盛岡でも大なり小なり雪の日は渋滞になるので東京に限らないことですが。

                  そんな冬まっただ中ですが、タラノメが出荷できる状態になり、昨日、本格的に出荷をスタートしました。沢内の「ドライブインおよね」と、ほっとゆだ駅前の「湯夢プラザ」(西和賀産業公社)の2か所です。「およね」では主に料理として業務用に使ってもらいます。これから4月中旬まで少量ずつですが出荷していきますので、よろしければネットの方からも宜しくお願いいたします(こちらになります)。赤みの入らない緑色のタラノメです。日照のない豪雪地帯になりますが、それでも色づいてくれて、ホッとしています。


                  志賀来スキー場

                  この前の火曜日は祝日でしたが、翌日「西和賀むらづくりフォーラム」という農産品加工に関する恒例のイベントが開かれるということで、加工ではないけれども、この時期の特産品ということで、会場の銀河ホールに見本としてタラノメを展示出品してきました。

                  そのときに子どもたちを初めて近くのスキー場に連れて行ってやりました。志賀来スキー場です。スキー場は沢内ではこの1つで、あと湯田に1つ湯ノ沢というところにあって、町内は計2か所です。町外から客が来ることは滅多にないでしょう。この日も小学生が7人くらいで、うち3人はうちの子でした(末娘はそり遊びです)。

                  ちょうどこの日まで小岩井で雪まつりが行われており、去年までは連れて行ってやったものですが、そり滑りにしてもここ志賀来の方が傾斜も距離もあり、しかも空いている。今年の小岩井はそりコースが拡張し100mになったと言ってましたが、こちらは歩けばいくらでも上がれるし、かえって登りすぎると高すぎて怖いくらいです。

                  バックには独特な形の志賀来山が。このあまりにも形が人工っぽい山については、古代人の造作物で中がウロになっているという伝説を聞いたことがあります。


                  ジャンプ台

                  ジャンプ台もあります。現在使われているか不明です。使われてないんでしょうね。


                  リフト?

                  こちらがリフトの代わりです。小学生半日で200円支払いました。私もスキーは一応持っていますが、冬でもなかなかスキーをしようという余裕はありませんね。。。結構急斜面もあるコースで、楽しめると思います。沢内へ来られた際はスキーをし、そしてタラノメを買って行っていただければ幸いです。
                   
                  posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 09:21 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
                  困った積雪
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                    初雪1

                    おととい月曜日のお昼前に、雨が雪に変わり、刈り取ったりんどうの残茎を集めて搬出していたところ、1時間でみるみる地面が見えなくなってしまいました。水分をたっぷり含んでずっしりと重くなった枯れ茎を何とか切りの良いところまで運び出して、突然の作業中断となり、2日経ったいまも30cmの積雪に阻まれて外の片づけ作業はできなくなっています。雪中を歩くのもちょっと力がいるくらいです。

                    りんどうは収穫時に残した茎を枯れてきたいま全部草刈り機で刈り払い、集めてほ場の外へ運んで廃棄する作業がこの時期続きます。取り敢えず畑2枚は大まかな粗片づけまで終わったものの、あと畑は4枚あるし、粗片づけのあとはきれいに茎を掻き集めて全部運び出し、早生品種には来年の元肥を行って、そして全部の畝に堆肥を一輪車等で運んで畝間に載せていき、ネットを全部下げて、秋じまい完了、となります。そのうちのごく一部の作業しかまだ進んでいないのに積雪にやられるのは、とても迷惑な話ですが、自然に腹を立てても仕方なく、他の作業を進めておくしかありません。


                    初雪2

                    今朝13日の朝の乾燥ハウスです。昨日の午後一度ハウスの内側から棒で屋根ビニールをドンと付いて雪を落としましたが、またたまっています。この午前中に全部落ちてくれましたが。

                    積雪に見舞われた11日の午後すぐに、このハウスについて行っておいたことがあります。それは両サイドの黒いテープをはずし(地際部分で固定しています)、かつ腰巻きビニールと前後の褄の下を留める地際のビニペット(ジグザグ金具)を外すことです。積雪がまだ10cmでしたから、手でどかしながら急いで行いましたが、これを怠ると、上から落雪した雪がもっさりたまって、ビニールをほぐすことができなくなります。上部のビニペットと、念のため掛けているロープで押さえられているので、まず余程の大風がこない限りビニールは飛ばないでしょう。既に両サイドには落ちた雪が50cm以上たまっています。ビニールを外すために、横を50cmずつ雪掘りしていくのは嫌ですから。。。まず何としても地際作業だけは終えておかなくてはなりません。


                    田沢湖1

                    さて、そういう積雪直前の切羽詰まった時期なんですが、地元の恒例の研修旅行が例年のごとく11月3日にありました。前日の2日には外のハセの脱穀をいい条件で終えることができ、この旅行日の雨模様は全然苦にもなりませんでしたが、地区でバスをチャーターし、秋田県の種苗交換会へ行って来ました。場所は仙北市ということで、ここからは割合近く、秋田駒ヶ岳の山麓にある会場へ向かいました。大きなイベントではあるので行楽客と併せて道路は大渋滞。会場間の移動のシャトルバスも巻き込まれましたが、農業のイベントなど関係のない県外からの高原を目指したマイカーの観光客にとっては良い迷惑だったことでしょう。

                    祭りのお店がいっぱいだ、ということで子どもも置いてもおけず2人連れてきましたが、農業機械コーナーなど興味があるはずもなく、まあそれなりにお祭りの雰囲気を楽しんだことでしょうか。

                    子どもたちの真の目当ては、午後立ち寄った田沢湖でした。遊覧船に乗り、初めての船舶体験となりました。水の色が実にきれいです。かつては抜群の透明度だったのが、玉川温泉の強酸性の水が流れ込んだせいでいまはたいした透明度ではないそうですが、水の色は他に見ない色あいでしたね。


                    田沢湖2

                    船着き場にはウグイがたくさんいて、100円のエサをやって楽しみました。肌身離さずにもらった風船を手にしていますが、翌日、家の近くで手を離して宙に逃がしてしまい、ショックを受けることになった末娘でした。ビデオ映像(デジカメの)をパソコンで再生するたびに風船も映っていて、パソコンの中の世界へ行きたいとせがまれます。。。

                    りんどうの片づけ作業はしばらく無理そうなので、まずはハセをほぐして仕舞ったり、ハウスを片づけたりして雪解けを待つしかありません。こうなると気温が上がらなくなる奥羽沢内ですが、予報通りに10度以上の気温になってほしいです(最高気温12度や14度なんて予報はちょっと信じがたいですが)。

                    薪の住宅内への収納もめどが立ちませんね。。。脱穀と並んで、取り入れのタイミングに気を使う作業です。

                    新しいMacで、新しく導入した「Photoshop Elements 12」で画像処理をしています。気持ち写真がきれいになった錯覚がありますが、モニターによるものでしょうか。
                    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    ピアノ・オーボエ・DJのライブ&講演会 in 西和賀
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                      桜2013_2

                      例年5月3〜6日に満開を迎える当園そばの山桜です。この開花を待って、りんどうの株仕立
                      て作業を開始する目安にしています。今年は10日遅れの経過で咲いて来てくれました。昨日15日の写真です。もう今年は春が来ないんじゃないかと思いましたが、連休を過ぎから割合に気温の高い日もあって、雪に押しつぶされていたにんにくや小麦も復活し、緑を濃く大きく生育しています。生き物ですから、挽回するのですね。たくましさを感じずにおれません。

                      作業する人がそれについていけるかどうか、それが問題です。


                      wasaviパンフ

                      さて、180度話題が変わりますが、秋の「紫波ジャズフェスティバル」に招かれて岩手に来られ、その足で当園にも立ち寄っていただいていた3名の音楽家グループがいます。時々記事にも書いておりますが、このメンバーが6月10日に当地西和賀町内でもライブ&講演の催しを行うことになりました。前夜には、盛岡市の「the S」というピアノのベーゼンドルファーがあるお店でライブがあり、その翌日に、ここ奥羽の里でも催しを行うという運びになりました。

                      岩手有機農業研究会の研修会として招聘しますので、演奏に加え、リーダーの富樫春生さんには賢治の農民芸術についてのレクチャーを交えていただきます。オーボエのtomocaさんにはオーボエという楽器についての紹介や、よく通っていらっしゃるバリ島での稲作の様子についてもお話ししていただければと思っています。また「DJ」というリズムやバックグラウンドを含めた機械で創出される音響の技法についても、DJ.Alah氏より紹介していただけたらと存じます。

                      生演奏にレクチャーを交えた、とても興味深い研修会になると思います。近郊の興味がおありの方はどうかご参加ください。また当地の古民家に宿泊しての懇親会も予定していますので、そちらも良かったらぜひ。。。


                      川尻小玄関

                      そういうわけで、当地での研修活動ということで、私が担当として、町の職員さんとともに、ピアノのある施設、および雰囲気のある宿泊所の選定のため訪ねて回ってまいりました。ライブ講演の開催場所は、廃校となった旧川尻小学校の音楽室に決めました。JR北上線ほっとゆだ駅を目指していただき、国道107号から駅と反対の山側へ曲がってすぐの場所です。学校なので目立ちますね。


                      音楽室

                      その校舎1階の右奥にある音楽室が会場になります。グランドピアノがあることが決め手になりました。ここに学校の椅子を並べて座っていただきます。

                      廃校とはいえ、ここは町できちんと維持管理されており、掃除等もきれいにされていました。

                      ここ川尻小学校音楽室で、午後2時半開場・3時開演の予定です。6月10日は月曜日で平日ですが、ご都合がつく方はどうぞお待ちしています。


                      左草体育館

                      さて川尻地区に来たので、これもまた廃校になった左草小学校に来てみました。ここは「ブナの森自然塾さそう館」として教育関連の活動および宿泊のための施設として利用されています。カタクリンコちゃんが出迎えるこの体育館は、現在西和賀高校の野球部が雨天や冬期の練習場に使用しています。

                      この体育館といえば、10年前に小澤征爾とチェロのロストロポーヴィッチが若い演奏家を引き連れて演奏会を行った所です。この体育館に私も来て、間近に見たのをくっきりと思い出します。りんどうが出荷ピークで結構忙しい時期でした。


                      小澤キャラバン

                      その時の寄せ書きや写真が校内に飾られていました。2002年8月8日だったんですね。ロストロポーヴィッチ氏は亡くなられたかと思います。このイベントは秘密裏に計画され、決してマスコミに知らせない、もし知れ渡った時は中止する、ということで、確か誰にも言うなみたいに進められたのでしたね。公表すれば入り切らないくらいの客が押し寄せて混乱を生じるし、確か、ふだんオーケストラの生演奏に接する機会の少ない農村部の高齢の方々にも生の演奏をぜひ聴いていただきたい、という主旨だったと思います。都市部から音楽慣れした人たちを呼ぶような催しではなかったわけですね。


                      清吉稲荷と和賀岳

                      さて、上記した左草小学校は子ども・学生のための施設ということであり、今回は大人の行事ということで宿泊許可が下りませんでした。それで今回の音楽家たちがいままで秋に当園に来られた際に宿泊していた「清吉稲荷」(道路右の家屋)で懇親&宿泊をすることになりました。わが家から車で3分の所です。

                      先の研修箇所とは車で30分離れており、それは残念ではありますが、ここはインパクトもあり風情があると私は思っております。快適な温泉施設はいくらでもありますが、こうした本当の古民家で囲炉裏を囲んでの懇親はなかなかできない昨今です。飲食ももちろん持ち込みになり、観光とは無縁の農村地帯にぽつんと建つ家です。写真の左には和賀岳が遠望できます。数年前に映画の撮影が来た時(「いのちの山河」という沢内村の医療福祉を巡る映画)も、スタッフはここを拠点にしました。

                      屋根など痛みも出ており、町としてもいつまで維持できるかわからず、その意味でも家屋が残る現在のうちに利用しておきたい気持ちも強く抱いています。

                      また近づいてきたら紹介いたしますが、興味がおありの方はご一報ください。研修会だけ、懇親会だけの参加でもOKです(研修会だけの参加の際は、連絡は不要です)。

                      posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 07:30 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |