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奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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夏の終わりの出張2件でした
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    パルフェスタ1

     

    台風21号が岩手にも接近しながら、通り去って行きました。大阪の大変な映像を見て、農業の方々は恐ろしさを感じられたのではないでしょうか。農業被害の方は報道されていないようですが、特に関西近郊は心配ですね。。お見舞い申し上げます。秒速50mではどんな施設も作目もひとたまりもないと思います。ハウスや果樹、稲、また私などの支柱やネットを掛けた園芸品目も風は大変な被害をもたらします。幸い今回はそれほど風が吹かなくて、りんどうが折られたりすることはありませんでした(6月には強風で折られたのですが)。

     

    そのりんどう栽培では、お盆と彼岸という2つの出荷の山があり、現在は彼岸品種の出荷が始まったところですが、8月の下旬というと、ちょうど出荷が途切れる時期で、手を付けられなかった草取りをしたり、農道畦畔の草刈り、にんにくの植え付けのための圃場作りなどをやっていました。

     

    そんな8月25日になりますが、われわれ西和賀地域に住む者には馴染みの深い、北上市のショッピングセンター「パル」でオーガニックのフェスタがあり、参加してきました。県都盛岡市となればまた別ですが、北上市という中間的な小都市で「オーガニック」を銘打った催事が行われるのは、時代の流れを感じるものがあり、喜ばしく思います。

     

    米は在庫も減ってきておりますし、小麦も今年はなくて、ブルーベリーは不作であったことから、にんにくのみの出品となり、これに近所のお母さんから預かった西和賀わらびの塩抜きしたものと赤シソの塩漬けを持参しました。「パル」にはイオンとかも入っておりますし(「パル」の中にイオンが入っているのです)、北上市の中では第1のショッピングセンターになると思います。お客さんは結構来まして、暑かったり、突然大雨も降ったりで、なかなか大変でしたが、とりあえず預かったわらび30束は完売しましたし、もしかしてと思って持参したメークイン10kgも売れました。売り上げはさておいても、まずいい経験をさせていただきました。

     

     

    パルフェスタ2

     

    店員は小3の娘だけでしたが、立て込んだ時は結構助かりました。私にとって出店経験というのは2回目くらいでしたが、慣れた皆さんは、店構えがやはり違いますね。コピー用紙にマジックではなくて、濡れても良いもの、風で煽られても痛まないものなど、配慮が必要ですよね。小道具の使い方とかも。

     

    次があるかどうかは不明ですが、こういう勉強もたまには必要で、オーガニックに関心ある方々との会話もプラスになりました。お世話になりました。

     

     

     

    タコス

     

    こういう場ではやはり出店したフードが楽しみです。「タコス」というのが以前気になって、去年盛岡へ冬に勤務していた時に、どこかにあるはずだと探し回ってみましたが、結局見つからず、コンビニとかにもありませんで、この日、ついに初の体験となりました。沖縄風だそうです。パリッとした包みの皮が中身とマッチしています。

     

    あっという間という感じでしたが、無事出店を終えて、にんにく用の豚糞と牡蠣殻石灰を買いに出かけ、いっぱいになった軽トラの荷台を気にしつつ、ゆっくりと帰宅しました。本当は花巻まで足を伸ばし、「イーハトーブフェスティバル」に行きたかったのですが、途中豚糞が1袋落下する出来事もあって、積荷が心配になり、これはやめようと断念し、帰宅しました。久石譲氏の講演や、他の方のライブもあって、ちょっと気になっていたのですが。。

     

    いつも一度にあれもこれもとやることを増やす悪い癖なんですが、今回は踏みとどまりました。

     

     

     

    新農業人フェア

     

    さてその1週間後ですが、今度は東京での「新農業人フェア」の「何でも相談員」に頼まれていて、新幹線の日帰りで東京に行ってまいりました。池袋サンシャインですが、案内にはただ4階とだけ書いてあり、行ってみると、わからない! 約束時間通りにビルには着いたのに、20分くらい遅れてしまいました。

     

    これは20年くらい前から行われている新規就農希望者のための相談会で、各県の就農相談センター(県農業会議や農業公社など)や市町村などの関係機関、それにインターンシップや社員を募る農業法人から構成されています。全体がリクルート社主催ということで、民間のセンスでイベント性も高めています(前は、こういうのは全国農業会議所がすべて取り仕切っていたと思いますが)。

     

    私らは、実際に新規就農したいわゆる先輩農家としてアドバイスを受けるというコーナーを担当します。別の一角では私たちのような移住農家が画像とかを使って体験発表するというコーナーもありました。「有機農業に関する相談コーナー」や、「女性の新規就農のための相談コーナー」もありました。

     

    私たちはよろず相談みたいな感じですが、あまり長話をせずに、他のブースへ誘導してほしいという感じでしたので、深く突っ込んだりはしないようには努めましたが、まあどうだったでしょうか。私は3年に1回くらいの相談員なので、最新の動向に疎かったりしますし、手慣れた仲間相談員には及びません。

     

    総じて、20〜30台の男性の方は農業法人への就職を前提にし、場所はどこにしたらよいか、何の品目がいいかとか、そういった内容が多く、女性の方は、通常の意味での就農や法人への就職といった枠組みにとらわれない、こだわりのある働き方、といったものに関心があり、かえって通常の農業写像のイメージでは割り切れないような可能性を持っているように思いました。

     

    こういう相談フェアも回数を重ねていますし、どんな希望者にも対応できるような仕組みというものは整えられているのでしょう。いつまでも20数年前の時代とは違いますし、いまは手探りで進めるしかない試みも数年後には制度化されたりしているかもしれません。多様性というのは大事にしたいものだし、アンテナを張っていたいものです。

     

    畑や作業場に閉じこもってばかりではだめですね。全国農業会議所のベテラン相談員とも席が隣で雑談もしましたし、良い経験をして来ました。

     

     

    縄文展1

     

    さて、東京の知人に、何か面白い展示イベントはないか尋ねてみたところ、「縄文展」との情報提供がありまして、午後4時半の就農フェア終了後、池袋から上野へ移動し、国立東京博物館へやって来ました。土曜日は夜8時までやっているということで可能だったのですが、翌日で終了という前日でしたので何ともすごい混雑でした。ここは博物館の別館のような施設で、入口前のテントのところで入場制限をしており、10分待って入館できました。料金も1,600円と結構な額です(岩手ではこんな値段は多分ないと思います)。

     

    ただ、この料金も、大混雑も吹き飛ばすほどの迫力の内容で、縄文の壮大な創作パワーが漲る素晴らしい展示です! 全国から勢揃いした土器や土偶はボリューム満点でしたし、たっぷり2時間満喫できました。普段読んでいる農業新聞にもこの記事が載っていて、30万人が訪れたとか。

     

    東北からも素晴らしい作品が集結し、特に青森は多く、国宝級の出土があったようでした。同時期の世界の出土も展示されていて、これは1人1,600円分かかっているなと余計なことを感じました。

     

    有名な土偶には人だかりができていて、近くに寄って見ることも困難なくらいです。そういえば5年くらい前に上野動物園と合わせて訪れた「恐竜展」を見た時(上野の科学博物館でしたか)は、子どもも多くてもっとすごい混雑でした。。

     

     

    縄文展2

     

    唯一写真を撮って良い撮影ポイントです。何かにつけ「縄文」のワードを耳にし、ある意味ブームでもある時代のキーワードになっていますが、こうして一堂に会した縄文の作品群を目の当たりにして、まさに1万年前の精緻で大胆な創作力に、存分に浸ることができました。

     

     

    縄文貴婦人1

     

    今回の展示にもあった「縄文の女神像」です。これは去年山形の博物館で「ケセランバサラン」とともに撮影したものです。「粘菌展」を見たくてお盆休みに出かけたのでした。この同じ像が首都にやってきて、何十万人から熱いまなざしを受けていることには、東北人としてちょっとした感動を覚えました。

     

     

     

    縄文貴婦人2

     

    山形での「女神像」の鑑賞のポイントです。

     

     

     

    土偶2点

     

    写真には撮れませんが、今回の上野で一番注目度が高かったのは、八戸より出土した国宝「合掌土偶」ではないかと思います。また岩手では一戸町の「御所野遺跡」が有名で、世界遺産登録も目指しているそうです。今回は「鼻曲がり土面」が出品。

     

    本当は、小3の娘と夜行バスでたっぷり時間をとって上京し、池袋での私の用務の間はサンシャイン水族館に行き、フェアの後は「デザインあ展」を見るという計画でした。が、突然に学年行事と重なるということで、1人での上京となりました。昨今の学校は行事が多く、何かと重なることが多いのです。昔は放課後なども自主的に公園で野球をやったりしましたし(「ドラえもん」で描かれるように)、休日に学校へ行くことなどありませんでした。いまは子どもが減っているせいか、土曜日も半ドンでなく休日になっているためか、学校関係も平気で土日にスケジュールが組まれます。親としてはいろいろ休日にさせてやりたいこともあれこれ考えながら、仕事に都合をつけたりしているんですが、部活とかも含めて、まあ過剰ですね。。周りの大人から制度的に与えられ用意される時間を過ごすのでなく、自由な枠組みで休日を過ごさせたいなどと願うのですが、時代遅れな考えなんでしょうかね。。

     

    1人で、縄文展を見られたことは、結果的には良かったかもしれません。

     

     

     

    上野動物園ゲート

     

    19:30頃に博物館を出て夜の上野公園を歩き、駅の方へ向かいました。上野動物園ではパンダのシャンシャンはもう普通に見られるようになっているのでしょうか?

     

    その反対側には、東京文化会館。懐かしいです。昭和61〜62年頃でしょうか。東京に出てきて間もない頃、朝比奈隆/大阪フィルのブルックナー8番を聴きに出かけました。地方ではブルックナーなど絶対に演奏はありませんし(唯一4番だけはあります)、世界一のブルックナー指揮者と言っていい朝比奈隆です。生まれて初めての生のブルックナー、しかも最も好きな第8番の演奏です。思いのほか早めのテンポでしたが、悠揚な息遣いのその演奏の感動はいまでも忘れられません。

     

    当時、三軒茶屋から上野へ。新玉川線から銀座線へ乗り換えです。真っ黄色の銀座線は壁にランプが付いていて、バチっとランプが光った瞬間に車内が真っ暗になる。こんなことがあったのを思い出します。東京生活も最後の頃は銀座線も真っ黄色ではなくなったし、バチッとショートするようなこともありませんでした。32年くらい前のことでした。

     

    後に、家からも近いNHKホールでN響の定期にD席当日券(千円)で聴きに行くようになったりして、上野からは足が遠のきましたが、ホールの音は文化会館の方が好きです。

     

    上野公園では最後に西郷さんの像を探しましたが、なぜか見つかりませんでした。電車の時間もあり急いでいましたし。。

     

    ちなみにアメ横で、ここで食べようと決めていた大衆食堂へ急いで向かったのですが、閉店。。店内にお客さんは見えましたが、多分材料が終わったのでしょう。ここのカツ丼を期待していたのに残念でした。。他はたいてい混んでいたり、飲み屋系だったりで、空いていたラーメン屋さんでラーメンと焼肉丼セットを急いで食べて上野駅へ向かい、東京ばななのパンダバージョンと崎陽軒のシュウマイを買って20:30のやまびこに乗り、23時過ぎに北上駅へ到着。眠気覚ましにコーラを買って運転し、12時半に家に到着しました。

     

    縄文パワーをエネルギーに、これからの山場、彼岸りんどうとにんにくの植え付け、稲刈りと小麦の播種、に立ち向かいたいと思います。

     

     

     

     

    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 12:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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