Search
岩手の天気予報
奥羽の山里農村いちば
▼当園のメインサイトです

奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
Profile
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728    
<< February 2017 >>
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Links
Recommend
「あきらめ」を「希望」に変えた男?沢内村長・深沢晟雄の生涯 (日経ビジネス人文庫)
「あきらめ」を「希望」に変えた男?沢内村長・深沢晟雄の生涯 (日経ビジネス人文庫) (JUGEMレビュー »)
及川 和男
私が生まれた昭和37年は、深沢村長の尽力により乳幼児死亡率ゼロになった記念すべき年でした。雪と病気、この問題に真っ向から立ち向かい、老人医療費無料化と除雪ブル導入を成し遂げた村長の伝記です。この著者の及川さんはうちにもいらしたことがありました。
Recommend
ニンニクの絵本 (そだててあそぼう (77))
ニンニクの絵本 (そだててあそぼう (77)) (JUGEMレビュー »)
おおば さだのぶ,うだがわ しんぶん
わが家はにんにくにも取り組んでいて、「そだててあそぼう」シリーズの「にんにく」が刊行されるのを待っていました。青森の試験場にいた方が書かれているので、まさに本場の経験者による入門書です。
Recommend
リトル・フォレスト (1) (ワイドKCアフタヌーン (551))
リトル・フォレスト (1) (ワイドKCアフタヌーン (551)) (JUGEMレビュー »)
五十嵐 大介
盛岡市在住だそうです。食と手作り、自給自足がテーマになっています。2014〜2015年にかけ映画化され、私も冬春編は盛岡で観ました。
Recommend
あなたにもできる無農薬・有機のイネつくり―多様な水田生物を活かした抑草法と安定多収のポイント
あなたにもできる無農薬・有機のイネつくり―多様な水田生物を活かした抑草法と安定多収のポイント (JUGEMレビュー »)
稲葉 光國
現時点で最新の技術が網羅されています。薄蒔きで大きい苗を作り初期から深水にする、これに尽きると思います。
Recommend
小論理学〈上巻〉 (1951年) (岩波文庫)
小論理学〈上巻〉 (1951年) (岩波文庫) (JUGEMレビュー »)
ヘーゲル
「論理学」本文が始まってすぐの「予備概念」に、弁証法的発想についての記述が詳述されています。難解なヘーゲルの著作の中で、その自由な文体はとても示唆的で群を抜いてわかりやすい。
Archives
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
黒にんにくに力を入れています
0

    服部メニュー

     

    岩手も寒い日が続いており、ここ沢内の積雪量は、平年よりはまだ50cmくらい少ないようですが、まず毎日いずれかの時間帯には降っております。冬本番といった感じになっています(50cmくらい一度の大雪ですぐ達してしまう量ですね)。

     

    東京への盛りだくさんドライブ旅行の疲れも取れる間もなく、平日昼間の土壌分析勤務と、帰宅後の1時間の夜なべ作業がルーチンになっています。土日もフルに使い、注文いただいた米等の出荷作業、農業簿記の決算作業と簿記の次年度更新、新たに1月になってからの買い物レシート類のまとめての記帳などに追われつつ、冬のメインの作業であるたらの芽の穂木からの駒木切断、およびふかし水槽への伏せ込み作業を開始しておりました。

     

    にんにくについてのお問い合わせもいただいたりするのですが(「現代農業」誌2月号に掲載されたことにもよるのですが)、基本は黒にんにくのリピートの方に対しての素材分として在庫確保が必要なため、通常の青果での出荷はいったん終了とさせていただいています。

     

    黒にんにくは一般によく見かけるようになっていますが、値段も高く、どうしてこんなに? と思うことしばしばです。おそらくは業者さん(農家というよりは、建設関係の企業から参入する例が多い)が大規模な黒にんにく生産に進出し、人件費もそれなりに投入されているでしょうし、高額な製造装置を導入していることとか、長時間の発酵へのこだわりがあるようで、そのために電気代がかさんでいる、といったことによるのではと私は見ております。

     

    当園の黒にんにくは、体調のすぐれない方からご注文いただくこともあります。食べていると体調が良くなった感じがするといったご感想をいただいて、大変嬉しく思うとともに、時々いただくような贅沢な高級おやつではなく、「日々の健康のための常食用」として取り入れていただきたく思っています。アメリカのがん研究機関により、「がん予防に役立つ食品群ピラミッド」のランキングにおいて、にんにくはその頂点に位置する、との報告がなされています。さらに加えてこの青果としては含まれていない有用成分が黒にんにくに中で存在しているわけで、このことに当園ではこだわりを見出して、できるだけ安価にお届けできる手法で作りつづけたいと思っています。農薬化学肥料不使用であることも、安心安全はもちろん、にんにく細胞に何らかのプラス効果を授けてくれることと信じております。年明け早々に、当園の製造器具である業務用ジャーが故障してしまい、新品に買い換えたという出費はありましたものの、13〜14日の保温発酵でおいしい(と思える)黒にんにくができています。多少の電気代と手間賃は青果価格に加えないわけにはいかないですが、どうかこの常食用としてのリーズナブルな黒にんにくをPRしながら、力を注いでいきたいと思います。

     

     

    スライス作り

     

    また、もう一点、にんにく貯蔵の限界時期という問題もあります。当園はにんにくを-1度氷温貯蔵しておりますが、休眠の浅いホワイト六片では正月明けのいまの時期、休眠の深い八木や八幡平でも3月いっぱいが、およそにんにくの貯蔵限界になります。これを過ぎれば氷温貯蔵にしていても否応なく発根発芽が進み、その分にんにくの実質部がスカスカになってきてしまいます。このため、これらの賞味期限内のうちに、乾燥スライスにんにくと、この黒にんにくにチェンジしてしまいたいのです。実に去年のいま頃に作ったスライスを現在でも全く遜色なく食べておりますし(一応賞味期限表示は6か月にしてはいますが1年大丈夫みたいです)、また黒にんにくになることで長期保存が可能な食品に変身します。品質を落としてしまう前に加工を完了し、良い状態で次のにんにくの収穫期まで、日々食べつづけていただけたらと思い、作業を続けております。

     

    もっとも、ご自宅で黒にんにくにしますという方には、ご希望に応じ青果をお送りできますので、少量ですが、またそのうちカケラに分けたものとかにもなりますが、よろしければご活用くださればと存じます。

     

    今回、「現代農業」寄稿用にと、いつも黒にんにくを買ってくださっている女優でモデルさんの服部真湖さんに、普段使いで食べていただいている食べ方例を写真で送っていただきました。撮影のために料理を作っていただいて、本当に感謝いたします。服部さんは以前に家庭料理の本も出版していらっしゃる方で(私もアマゾンで買いました)、当園の黒にんにくをすばらしいメニューに変身していただきました。雑誌ではスペースの関係で1枚しか掲載できませんでしたが、ご本人様の了解の上、こちらのブログで全品紹介させていただきました。以下は文章も服部さんのご説明になります。

     

     

    ハムサンド

     

    ブランチにいかが?  イングリッシュマフフインのポテトサラダハムサンド。

     

     

     

    柿

     

    ワインやデザートに、季節の熟したフルーツ(今回は柿)にクリームチーズとはちみつディプ添え。

     

     

    水餃子

     

    玄米(当園の)入り香草とえのきの水餃子(エスニック風)
    もちろん具たくさんスープで色んな野菜と寒い季節にピッタリ。水餃子ならお好みでゴマダレ、ポン酢、食べるラー油、などなどつけながら工夫してます。揚げてあんかけにしてもおもてなしの際は喜ばれてます。

     

     

    ポテトサラダ

     

    ディジョンマスタードとゴマたっぷりのポテトサラダ   
    マヨネーズ少なめでサラダにのせてお好みのドレッシングと一緒に。そのままでもお好きなパンと一緒にどうぞ。

     

     

    トースト

     

    クリームチーズとはちみつディプのトーストのせ
    熱いトーストにのせて。まるでラムレーズンみたいと好評です。おやつにお酒のおともに。ナッツも刻んで混ぜても更に美味しいです。

     

     

     

    このように、黒にんにくを飽きずに日々食べていただいて、嬉しい限りです。どうか参考に取り入れていただけたら幸いです。

     

    黒にんにくのための皮むき・根切り作業も上記のごとく早いうちに全部終わらせなければなりませんが、現在たらの芽のふかし作業も時期が来ているため、こちらも手を休めることなく、どんどんと駒木を水槽に埋め尽くしていかなくてはなりません。

     

    また、現在、「次世代に残したい岩手の食材30選」(続編)という書籍の編集作業にもかかわっていて、当地の「西わらび」、そして「八幡平にんにく」の2本を作成し、また30項目全体の集まってきた原稿のチェック作業なども行っています。この「八幡平にんにく」の項目にも服部さんのレシピを写真1枚(2点)紹介させていただきます。4月頃に刊行の予定で進めていますが、定価を付けて販売できる環境になく、当面は「岩手食文化研究会」の会員の報告書の扱いで会員と関係機関(図書館や学校とか)への寄贈という形になっております。この続編の前編に当たる数年前に出た1冊は農文協からの刊行になり、アマゾンでも掲載されているのですが、残念ながら今回の続編はそうはいきませんでした。後に要望があったり、また版元を得る機会があれば、公に世に問うていけたらと願っています。原稿を求められて書くことは時々ありますが、編集作業としては久しぶりで、懐かしい気持ちを持ちながらの作業になっておりました。

    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 09:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    この記事のトラックバックURL
    http://news.ouu-yamazato.com/trackback/1422512
    トラックバック