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奥羽の山里農村いちば
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奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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水稲作業が進んでいます
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    種まき2016_1

    ここ沢内で「ひとめぼれ」と植えるというのは適地適作に反した作付けでもありまして、とにかく種まきは早く行って、早めの田植えを心がけ、田植え時までに十分に大きい苗を作る、というのが目標になっています。4月7日に催芽を開始し、9日朝にはハトムネになって、翌4月10日にひとめぼれの種まき、そして所用を挟んで12日に「いわてっこ」の種まきを完了しました。現在芽も出揃って、シルバーポリも剥がし、プール入水も始めました。生育は順調です。

    岩手県では待望のお米の品種「銀河のしずく」が今年から県内で作付けがスタートしました。ひとめぼれを超える食味値との話もありますが、いずれ、ここは適地外ということのようです。ただ食味も大事でしょうが、ひとめぼれ(宮城)と違って岩手の品種であるということには魅力を感じます。町内でも試験的に作付けがあるようですので、秋の結果を参考に、ひとめぼれから「銀河のしずく」のへ移行していくことになるかもしれません。こういう話題は楽しみの一つになります。

    日曜日だったので、種まきは上の子2人も少し手伝ってくれました。土入れ作業です。これまでと同じ「花巻酵素」製の自然育苗培土ですが、この培土は有機質のため、カビ等の防止のため播種日当日に土入れをするようにとのことでして、慣行の培土のように前もって土入れをしておくということができません。


    種まき2016_2

    軽トラの荷台で12米ずつ田っぷり潅水をして、それから「みくに式播種機」で1枚ずつの播種になります。1枚当たり、乾籾勘算で60グラムの薄まきになります(水を吸った催芽籾で80グラム)。播種が終わると、今度は土を入れて覆土して完成です。


    古い播種機

    こちらは、近所の方からもらった古いポット育苗用の播種機です。溝が付いていて、ブラシを使いながらそこに籾を落として並べ、透明部分の板をガチャっとずらすと穴から下に落ちて整然と苗箱に蒔かれるというものですが、籾をまんべんなく溝に並べるのに時間がかかり、結局みくに式の使用に戻りました。でもこれも現在は手に入らない貴重品ですし、精度としては緻密に蒔けるものです。


    田村さん視察

    さて、種まきの前の日になりますが、食文化研究会の例会で、盛岡市羽場の田村和大さんの圃場を見学しました。田村さんは私などよりずっと若く、また経験も短いUターン農家さんですが、実に行動的で、勉強家で、在来種(F1交配でない)にこだわった農業を精力的に行っている方です。種を継いでいくことは生命や文化を尊重する営みだとの思いで「種継ぎ百姓」を自認して、農法も野菜自身の最も健康で本来的な形とは何か、という観点から無肥料の自然栽培を選択したと言います。

    自種を採りながら、30品種ほどの野菜、そして米・小麦・大豆を飲食店さんを中心に自ら開拓した出荷先に出しておられます。在来固定種をテーマにした「よみがえりのレシピ」について前に記事にしましたが、この映画を一番最初に岩手に持ち込んで上映会を催したのも田村さんでした。お人柄もよく、まさに岩手農業をリードしていく若きホープと言える人ですね。盛岡市内ですし、こちらのような山里の農業とはスタイルやイメージは違いますが、こうした方からのエネルギーを分けていただきながら、常に食とは何か、耕すとは人にとってどういう営為なのか、問い続けていきたいと思いました。


    ハウスの消雪推移

    まだ冬のアルバイトをしていた最終盤の頃の、朝撮った雪解けの様子です。3月27日(日)に土を撒いたその週に高温好天があって、見る見るうちに消えてくれました。隅々までではありませんが、一応町内では3月31日に消雪したと言っているようです。こちらは風雪が基本なので、雪は斜めに積もっていき、田の西側で浅く、東側で深くという積もり方をするために、東側の消雪は遅いです。


    氷温貯蔵米2016春

    雪が消えたところで、家周囲の往来が可能となり、奥の作業舎の冷蔵庫より氷温冷蔵していた籾を運んで、春の籾摺りを行いました。これで、次の秋までは氷温玄米を提供できる運びとなりました。在庫米もちょうどあと半分というところです。にんにくのかけらがまだ残っているために、まだ電気代はかかりますが籾摺りした玄米も氷温設定の冷蔵庫に入れて貯蔵しております。これからはどうぞ氷温貯蔵米をお召し上がりください。にんにくが完全になくなった後は12〜14度で保冷します。

    引き続き、たらの芽出荷をしております。あと1週間余りで終了となるでしょうか。とにかく雪解けが早かったことは何にも勝り大助かりです。作物自体は作業時期がまだ早いものもあるとはいえ、りんどうで支柱を立てたり、草取りをしたり、借りることができたバックホーで田の排水路を掘ったり、その土で畦畔を頑丈に固めたり、進められる農作業はいくらでもあります。こうして先手を打って作業できることは気分的にも違いますし、きっちりとした管理作業を行って、よりクォリティの高い農産物を獲得できるようにしたいものです。

     
    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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