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奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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黒にんにくとたらの芽と、末娘の片袖机
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    黒にんにく釜の中

    3月に入り、少し温かくなってきて、シーズンが近づいているという感覚になってきています。冬の仕事勤務も終盤に入り、合間には水稲や他の品目の種子などを注文したりしております。が、まだ雪解けには1か月ありますし、冬場の作業時期であるに違いありません。

    農園の仕事としまして、現在、黒にんにくのまとまった数のご注文(バラ出荷)を大変多くいただいていて、大変ありがたいことに製造が追いつかない状態になっています。保温ジャーで製造していますが、3升のジャー1個では1度に200個で2週間要しますし、新たにジャーを増やし、もう150個を追加で仕込み始めました。

    ご注文は関東方面からですが、日々の常食用として取り入れていただき、イタリアンに使用いただいたり、そのまま食べて、体調にも好ましい変化が感じられたとの感想をいただいて、大変うれしく思っている次第です。黒にんにくはブームともいえますし、だからこそいろんな製品が出回ってもおります。農薬や化学肥料を使わずに、灯油乾燥もしないで自然に近い環境で育てた青果を、何も足さずににんにくの力だけで保温発酵させたにんにくです。唯一小さいことが難点ですが、それも生体としてのにんにくの細胞に負担を強いずじっくりとこじんまりと育てたことで、良質の栄養分が詰まってくれていたら。。などと想像しています。有機というのは安心・安全ということではありますが、慣行栽培とは違った健康上のプラスアルファを秘めているのではないだろうか。そう願いながら、これからも栽培・製作両面で励んでまいりたいと思うところです。


    黒にんにくジャー増設

    製造が追いつかず、急遽2個のジャーを借りてきて、3台で作っていて、左が元からの私ので200個、中が100個、右が50個くらいでしたか、入るサイズです。

    実を言いますと、200個のジャーで追いつかないと思った時、器具装置をいろいろ検索しつつ、「温蔵庫」なる装置が良いのではと思い至りました。弁当を保温保湿するという機械ですが、黒にんにくの製造の適温が65〜75度ということで、確かにジャーに入れた水温計は65度を示しておりました。この温度に適合する値段の安価なものもいろいろターゲットに入れて、まずは試みとして温蔵庫より安価な「タオルウォーマー」を見つけ、安価で入手することができました。

    しかし結論から言うと、タオルウォーマーではなぜかうまくできませんでした。温度もぴったりで、保湿もある。乾燥機の系統ではダメで、保湿性が大事だろう。確実に製造できるであろう保温ジャーを買い足すのでは、温蔵庫へのステップのための実証研究になりません。そんな思いで敢えてタオルウォーマーを入手したのですが、失敗。。。かえって温蔵庫への不安が増した結果となってしまいました。黒にんにくと言えばなぜ「お米用の保温ジャー」なのだろう。。。

    引き続き、理想の製造装置の研鑽を行っていきたいと思います。遠赤外線なども魅力を感じます。



    たらケーブル増設

    さて、今年もたらの芽のシーズンになりました。現在初回の伏せ込み分が収穫を迎えています。早めの時期から出荷して欲しいという要望もあったのですが、こちらも結果的に、初期の伏せ込み分はうまくいかず、2月になってから開始した方が追い越す形で進んでいる形となりました。

    たらの芽も休眠があり、よく栽培されている「新駒」という品種は休眠がほとんどないそうですが、この山形原産の「あすは」は休眠がしっかりあり、1月中は寒い上に休眠のこともあって、発芽に時間がかかりすぎ、その経過でカビや腐れなどが生じてしまいます。原因としてケーブルの温度不足を強く感じていましたので、対策として、急遽園芸ケーブルをもう1セット増設し、2系統のケーブル施設へと改良しました(3月初めまでは30m1セットのケーブルを上と下両方のベッドにまたがって架線していました)。

    これまで施設内の温度計はよほどポカポカの4月とかでなければ、常にサーモの設置温より低く、今回倍増したことで、サーモの設定温と施設内の温度がピタリ一致するようになりました。サーモや温度計そのものを疑ったりもしていた自分にとっては、このピッタリ合っているじゃないか、ということに感銘を受けました。。試行錯誤の取り組みとはそうしたもので、一人で始めるということはこういう学びをくりかえし覚えていくということだろうとも思います。

    オレンジ色のサーモの上に設置した装置が「マルチタップ」になります。園芸ケーブルを水槽の上段・下段に30m1セットずつ別個に巡らせて、それぞれをタップに接続して、サーモにつないでいます。最初と最後は上段だけになりますし、そういう時は下段のプラグを抜いておけば、上の水槽のみを温めることができます。


    たらの芽出荷直前

    ケーブルの密度が上がり、大幅に環境改善がなされ、出荷を迎えました。1月のしょっぱなからこうしていれば、と悔やみます。失った2週間と、悪くして廃棄処分とした駒木は取り戻せませんが、対策の一つはクリアできました。

    なお、初期の出荷用として休眠期が短いと言われる「新駒」も導入すればいいのでは、とも考えましたが、たらの木栽培に致命的なダメージを与える「立ち枯れ疫病」に対し、当園の「あすは」は強い性質を持つことと、キレイな緑色になるということで、品種を増やすことは当面見送りました。市場に大量出荷しているわけではなく、規模をいたずらに増やしても販路面で売り切れないことから、生鮮品ですし、抑え気味に小さく続けることが身の丈にあっていると感じております。

    なお、早い段階の出芽を促す方法として、一般にジベレリンが使用されていますが、当園ではたらの木の段階から水槽での芽吹き工程まで農薬不使用で行っております。また豚糞だけの肥料の使用で少肥設計の中において大きいたらの芽を生産する方法として、春の芽かきをしっかり行って、立ち本数を少なくし、そのことで太い穂木を確保するというやり方を行っています。カビに対しても農薬は使用しないので、まずは温度を所定温度をしっかりキープして、短期間で生育させるという方式で乗り切っていきたいと考えています。

    通勤の傍らの黒にんにく&たらの芽作業は結構きつく、平日も帰宅後は残業1時間という日々が続いておりますが、何とかこの冬作業を定着させて、1年間通しての農作業の構築を目指していきたいと思っています。4月になったらなったで、今年は雪解けは早いでしょうから、本業の農作業外仕事も加わりつつのたらの芽作業となり、忙しさに変わりはないかもしれませんが。。薪割り作業もありますしね。



    想子デスク工房で

    さて、4月から小学校に上がる末娘の机が完成したと木工職人の竹澤さんより連絡があり、9日水曜日は年次を取って勤務を休みまして、末娘とともに町内鷲ノ巣の工房に引き取りに行ってまいりました。上の2人と全く同じ仕様書で作成された栗の木の片袖机と椅子のセットです。写真は運び出し前の職人のアトリエにて。



    3つ並んだ机たち

    そして自宅に搬送し、設置しました。3年前に買った上の2人のと全く同じですが、色は新しいですね。サイズとしては小さめで、横91奥行51で高さが76cm。栗の木なので重量は軽めです。が、丈夫です。3年前にも記事に書きましたが、大人になってもずっと一生一緒に共に引越しを続けてパソコンデスクとして使い続けて欲しいと願い、小型軽量に作ってもらいました。部屋のスペースにもぴったりに収まっています(91cmはこのスペースに合わせたのですが)。

    高さは結構ありまして、6歳のいまは足が着きません。大人になるのを前提に作ってもらっています。椅子の裏側に2016.Springとの刻印がありました。

    机を拠り所に成長していって欲しいものです。


     
    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 12:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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