Search
岩手の天気予報
ブログを移転しました
▼現在の奥羽の山里新着情報館

2019年3月からサイト本体と新着ブログを同時に移転しました。本体のページと併せまして、最新の記事はこちらからお願いいたします。

奥羽の山里農村いちば
▼当園のメインサイトです

奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
Profile
Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>
New Entries
Recent Comment
Recent Trackback
Category
Links
ブログを移転しました
▼現在の奥羽の山里新着情報館

2019年3月からサイト本体と新着ブログを同時に移転しました。本体のページと併せまして、最新の記事はこちらからお願いいたします。

Recommend
「あきらめ」を「希望」に変えた男?沢内村長・深沢晟雄の生涯 (日経ビジネス人文庫)
「あきらめ」を「希望」に変えた男?沢内村長・深沢晟雄の生涯 (日経ビジネス人文庫) (JUGEMレビュー »)
及川 和男
私が生まれた昭和37年は、深沢村長の尽力により乳幼児死亡率ゼロになった記念すべき年でした。雪と病気、この問題に真っ向から立ち向かい、老人医療費無料化と除雪ブル導入を成し遂げた村長の伝記です。この著者の及川さんはうちにもいらしたことがありました。
Recommend
ニンニクの絵本 (そだててあそぼう (77))
ニンニクの絵本 (そだててあそぼう (77)) (JUGEMレビュー »)
おおば さだのぶ,うだがわ しんぶん
わが家はにんにくにも取り組んでいて、「そだててあそぼう」シリーズの「にんにく」が刊行されるのを待っていました。青森の試験場にいた方が書かれているので、まさに本場の経験者による入門書です。
Recommend
リトル・フォレスト (1) (ワイドKCアフタヌーン (551))
リトル・フォレスト (1) (ワイドKCアフタヌーン (551)) (JUGEMレビュー »)
五十嵐 大介
盛岡市在住だそうです。食と手作り、自給自足がテーマになっています。2014〜2015年にかけ映画化され、私も冬春編は盛岡で観ました。
Recommend
あなたにもできる無農薬・有機のイネつくり―多様な水田生物を活かした抑草法と安定多収のポイント
あなたにもできる無農薬・有機のイネつくり―多様な水田生物を活かした抑草法と安定多収のポイント (JUGEMレビュー »)
稲葉 光國
現時点で最新の技術が網羅されています。薄蒔きで大きい苗を作り初期から深水にする、これに尽きると思います。
Recommend
小論理学〈上巻〉 (1951年) (岩波文庫)
小論理学〈上巻〉 (1951年) (岩波文庫) (JUGEMレビュー »)
ヘーゲル
「論理学」本文が始まってすぐの「予備概念」に、弁証法的発想についての記述が詳述されています。難解なヘーゲルの著作の中で、その自由な文体はとても示唆的で群を抜いてわかりやすい。
Archives
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
りんどう春の繁忙期です
0
    木田さん

    天候は割と穏やかで働きやすい日が続いています。5月に入り、当園の重要な品目である切り花りんどうの作業が俄然忙しくなっています。こちらは全量がJAを通しての市場出荷になりますが、産直部門と異なって、いくらでも面積を広げて大量に出荷できるというのは、やはり所得を得る上ではありがたいことです(そんなに大規模にもやれませんが)。

    効率的にりんどう出荷を続けるには、選別後に切断・葉こき・結束をしてくれるフラワーバインダーはなくてはならない機械です。稲のバインダーなどもそうですが、束ねたものを結束するという仕組みは複雑で、ただ眺めているだけでは何が起きて結束に至っているのか、わかりませんね。結束位置や全体の流れの制御、タイミングなどコンピューターでコントロールされています。特に結束部分については注油など非常に大事で、消耗品の具合も含め全体のメンテナンスを2年に1回、メーカーであるシンワの技術員さんに来てもらって見て(診て)もらっています。

    春から夏にかけて、東北管内に約500台のシンワ製フラワーバインダーがあって、いざという時には駆けつけてくれるわけですが、一番の需要期に突然機械がトラブル! とならないように、まずもってメンテナンス作業が非常に大事なわけです。技術員さんは仙台を拠点にこの時期は旅ガラスの生活で、注文に応じてメンテナンス作業に東北全域を出張して歩いているということです。

    いろいろ説明も聞くのですが、やはりこの機械が動くのは3か月間だし、忘れてしまいます。機械を扱うことは何でもそうでしょうが、職人技なんですね。こうした職人技術に支えられて、農業が成り立っているということですね。いずれ機械装置に関わる出費というのは額が大きいので、自分でもできるだけ勉強し、メンテナンスや多少の修理などできるようになっておくことは、農家としてとても大事なことです。

    特に異常もなく、1時間半くらいで作業は終わりました。


    藍の風

    そのりんどうも、グングン生育していまして、芽かき作業の適期を迎えております。が、まだ早生の2品種目で、全部終わるには1か月間延々とかかる作業です。天候を見ながら途中でいろんな作業が割り込んできますし。写真は「藍の風」という晩生の西和賀地域オリジナルの品種になります。晩生なので、着手できるのはまだまだ何週間も先でしょう。りんどう作業としては2年目の圃場に支柱とネットを設置するという仕事もまだ残っており、特にネットを作業場2階から引っ張り出してきて(前に別の畑で使っていたもの)、新しい畑の畝に見合う長さに調整して掛けるというのは面倒な部類の仕事です。


    新植畝立て

    この時期に一番神経を使うのが、前にも触れましたが、新植りんどうの圃場作りです。連休の頃からずっと好天続きだったので、田んぼを掘る作業の前に、こっちを先にやりました。早めに作ることで、撒いた肥料などを苗の定植前にじっくり土になじませることができるし、田の作業が進む5月中旬になると水路に水も入ってきますので、漏水などで耕耘に苦戦することにもなります。新植予定の田さえ十分に乾いてくれていれば、水田作業より先にりんどう定植圃場を作ることを優先させるのがベストです。これは堆肥や肥料、石灰等を入れて3度耕耘し、畝立て機で畝を立て、ドラム缶で顛圧をした後の状態です。畝の両端は畝立て機の旋回で崩れてしまうので、後でスコップで直しました。

    5月中旬に入り、案の定ですが、雨も多くなっています。先の好天続きの時にここまで進めておいて良かったと思います。あとはマルチを掛けるだけ。これも結構難儀な仕事ですが。


    ボカシ2015

    田んぼの方も現在代かき段階になっています。苗の様子を見て田植え日を決めてから代かきします。畦畔の畦塗り、および地元堆肥センターによる堆肥散布といった委託の作業が終わるのに合わせ、米ぬかボカシも発酵がまずまずとなりました。早く進みすぎると委託の作業が終わっていないこともあるため、米ぬかに散水してボカシを作り始めるタイミングというのは結構難しいです。

    田に撒いて耕耘まで終わっており、現在、代かきを待つ段階です。あまり早く代かきしても草が生えるだけなので20日頃にしようと思います。田植えは多分22〜25日頃に。。。まず晩生のひとめぼれから。

    ちなみに2度代かきすることにより、いったん雑草を映えさせて2度目で練り込むという手法もありますが、当地ではなかなか思うように2回目までに草が発芽せず、それはやっておりません。早い段階から水路に水を流してこなければいけませんし、田が乾くのをみんな待っている時期に(自分も含め)、水を引くわけにもいきませんしね。


    南部小麦

    小麦も順調に育っております。こちらは南部小麦。去年量が獲れなかったため、面積をやや増やして8アール1枚に全部南部を作付けしています。収穫は7月中旬で、乾燥が終わり脱穀選別をして出荷ができるのは8月下旬になります。


    たら芽吹き

    最後にたらの木ですが、今月10日頃より芽吹いてきました。県内では4月の最後の週から連休中にかけて旬のたらの芽が盛んに出回っていて、そのため施設栽培の出荷は早々に終了にしましたが、まさにいま当地ではこうして芽が出ております。芽かきに着手しておりますが、取り除いたものは旬のたらの芽として出せば売れるかもしれませんね。おいしく自家消費しています。

    化学肥料を使用しない当園では、これから豚糞を施肥しますが、肥料分の少なさを補う意味で、1株から芽を3〜4本に絞り込んで芽かきをしてやります。これによって少数の太い木のみを立てて、結果大きなたらの芽を収穫できるように対策しております。写真も去年立てた少数の太い木に対して大きい芽が出ています。

    芽かきといえば、当園ではやはりりんどうがメインの作業になり、細々と進めていますが、既述のように同時進行するいろんな作業が割り込んできます。多様な作業を適期に日々こなしていくには、今日、いま何をすべきか、を常に意識しつつ、後回しにできるものは後回しにして、一番いま求められていることのみを進めていくことであろうと思います。人員に余裕のない小農家は、機転を活かし、綱渡りのようにギリギリのところで仕事に向き合っていくしかないという張り詰めた状態が現状です。農作業というのは際限のない仕事なので、余計に、最低限どこまでやらなければいけないか、を積み重ね、1日1日の貴重な時間を大切にして、何とかこの春の農繁期を乗り切っていきたいと思います。
     
    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 野良仕事 | 08:07 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









    この記事のトラックバックURL
    http://news.ouu-yamazato.com/trackback/1422486
    トラックバック