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奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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少し春の気配が
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    この冬最大1

    2月10日の週の連続吹雪の日々から一転して、珍しく晴れ間の見えるこの1週間でした。夕方の帰宅時など、真冬の厚いジャケットでは前を開けて歩きたくなるほどで。とはいえ、沢内へ戻ってみると、まだまだりんどうの支柱の見えない田畑の積雪は2m近くあるような今日22日です。

    週末には吹いていようがどうしようが、山ぶどうハウスのパイプを雪害から救出する作業に追われていました。写真は先週末で、やっと今週末は雪関係とは別の作業ができて助かっている次第です。1月下旬に伏せ込んだタラノメが出荷期を迎え、もうじき水槽施設から出荷用に取り去っていくスペースに次の駒木を伏せ込むため、次の駒木を切断しておく作業に取り掛かっておりまして、出荷が始まれば、もう切断している余裕はありませんので、いまのうちに切った駒木を用意しておいて、雪の壁に横穴を掘って埋めておこうと思っています。これにより寒さに引き続き当てるとともに、切り口の乾燥防止になると想像しております。

    ハウスの雪掘りの方は、14日に取り敢えずパイプのアーチ部分の始まるところまでは掘っておいたので(ビニペット金具の設置してある辺りの30cmくらい上まで)、今週末は見に行っていませんが、多分この1週間の暖気でビニペットの辺りまで減っているはずです。


    この冬最大2

    小学生はいまはクロカンの真っ最中で、週末となると上の2人はスポ少の練習か大会で、末娘が一人残ることが多くなっています。パイプハウスの雪掘りの現場まではかなり難儀する雪の山を越えていかなくてはいけませんが、雪掘り中、フッと気がつくとそばにやって来ていて、パイプで遊んでいます。が、しばらくして姿が見えなくなっていると、遊び終えて部屋に戻っているわけではありますが、もしや間違ってその辺に埋もれてはいまいかと少々焦りもします。吹雪の音と作業の音で、声も聞こえにくいものです。どうしたかなと苦労して山越えし部屋に戻って娘を確認し、ホッとする。そんな繰り返しの週末になっていました。

    2枚目の写真は左に作業場、右が住宅で、その間を吹き抜ける風が2.5mの崖を形成している様子になります。にんにくの出荷の際に住宅側からこの崖を降りて作業場の中のプレハブ冷蔵庫へ取りに来るため、スコップで掘って崖をなだらかな階段を作っているのですが、一度雪が降ると(「降る」と「吹く」は大体同じ意味です)、1日で元の崖が出来上がってしまいます。この2月14日の崖が今年の最大値になるであろうと思います。いつもですとこれからの2月25日〜3月3日くらいに最大ピークが来るのですが、今年は12月になった途端に大雪が続いたので、前倒し傾向になっているように思います。とはいえ、量もあるし消雪は例年通り4月末になることでしょうか。


    盛岡の吹雪

    盛岡でも一度吹雪がありました。13日の金曜日でした。沢内はまあ普通の吹雪(小)という感じでしたが、同様に秋田の大曲からやってくるバイト通勤に使う田沢湖線も普通に到着しました。が、盛岡市内は結構荒れていて、大通りもこんな感じで吹き抜けています。まあ午前中で治まったし、いくら多く降っていたように見えても、積もらないんですよね。盛岡は。

    タラノメも5本くらいは食べ頃になり採りまして、今夜は初物をてんぷらにしてみようと思います。50gのパックである程度の数が出るのは今度の土日になるでしょうか。土日だけの作業というのは大変ではあります。今週は水曜日に確定申告相談の予定日で休みを取り農協へ行きますので、この日に収穫をし始めようと思います。それまでに大きくなったものは食べるのみですね。少し温度設定を低くしておきましょうか。

    休日には夕方など少しハイデガーなどの本を開いたりしてみましたが、この束の間の休息ももう次はないかもしれません。20代半ばまで取り組んできたドイツ哲学系も全体像の概略は理解をなるべく維持しておきたいし、ドイツ語自体にも接しておきたいものです。とはいえ冬の仕事と農業と、家のこと除雪等で手一杯という現実は変わりそうにありません。

    内山節氏の著作などもめくったりしていますが、目の前の仕事や用事に忙殺される現代社会の我々は、物事を浅薄な合理性で判断する基準で甘んじてしまい、その奥にあるであろう、論理的言葉で明確にし得ないが受け入れ直感しているような了解のレベル(彼は「諒解」の語を使っていますが)を重んじることができなくなっている傾向にあるという。表層的な理屈でない思索の仕方や物事の深い共感による受け入れということができなくなっている時代かもしれません。

    確かに、「精神論を持ちだすな」みたいに言われる風潮をよく感じますが、良かれと思って内実の利を目指そうとすることも、結局合理性というレベルを基準にする哲学的態度を取っているということになるのかもしれません。その奥にある深い意味を洞察しようとする知性というものの意義を意識していたいと思います。

    農産物でもそうですが、ソロバン勘定だけでは良いものはできないと、何となくですが思っています。この「何となく」は言葉で合理化できる経営性・商品性というものの一つ内側に、確かに存在する「諒解事項」と言ってよいものかと思います。商品として優れた機能を持ったものを出荷し、適正な値段とコスト管理で経営も優秀。理想の姿に思えますが、何かプラスαが欲しい。その何かが、共感とか諒解に基づいた生産者と消費者を結びつけるものか、とも思います。
    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 18:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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