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奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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宮沢賢治と有機農業
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    全国大会1

    1週間絶え間なく降り続き、ちょうど関東で大雪になっていた頃に小康状態となっていた奥羽地方も、真冬に逆戻りし新たに1m増えています。雪消えの見通しは見当がつきません。「土壌分析」のための盛岡出勤とタラノメの栽培・収穫・出荷の作業の両立はかなり大変で、土日祝だけでなく、平日の帰宅後も1、2時間の夜作業を余儀なくされ、慌ただしい年度末を送っています。併せて、田に使う米ぬかの採取も通勤の帰宅時に進めております。

    ブログの投稿も間が空いてしまっていますが、2月23日にお隣雫石の「鶯宿温泉・ホテル森の風」において、日本有機農業研究会の全国大会が開催され、日中だけですが参加してきましたので報告させていただきます。初めて訪れたホテルですが、かなり大きく豪華でした。その分宿泊等の参加費も高く、有機農家の会合としてはちょっとどうかなという気もしたくらいですが、やはり全国からの参加者を招くにはこういう形になるのでしょう。参加者も多く、盛会でした。


    全国大会2

    岩手での開催ということで、大会のテーマは「宮沢賢治と有機農業」でありました。全体の発表会・シンポジウムに続き、各分科会でも私はこの賢治関連のテーマの会に参加してまいりました。「宮沢賢治と農業」についてはもちろん以前から多くの考察がなされているわけですが、ではなぜ「有機農業」と結びつく? とも思われるかもしれません。食糧増産の時代に化学肥料を推奨したのでは、とか。。。

    しかし、私など全然勉強不足ですが、賢治の作品や文章に接していると、自然との共生関係を大切にする世界観とか、作物へのまなざしも、感覚を大事にした自然の描写も、有機農業で求められるであろう発想に共通しているということを、やはり多くの方が感じ取っているということだろうと思います。単一作物のグローバル視点での大量出荷ではなくて、少量多品目の、顔が見える小さな社会の自給的幸福感を目指す。それは「イーハトーブ」という語の構成要素なんだろうと私は思います。昨今の政治の発想法とは逆のように思えますが、仮にそもそもグローバルな有機農業などというような視点そのものが、立脚点としていびつに感じてしまいますね。逆に言えば世界戦略で攻め込まれる農産物に対抗できる農のスタイルを構築しておくことが大事でしょうから、同じ土俵で「有機農業で世界戦略」なんて考えなど成り立たない話です。。もっとも、「小さな自給社会」は地理的に区画された区域というよりは、インターネット等でも地理を超えて呼応・連携の広がりがありうるわけで、目に見える空間に限定されないスケールを持つことですね。世界中で賢治作品が愛好されているのと同じです。

    これらは個人的感想あるいは理想に過ぎませんが、いずれ賢治と有機農業を結びつけることは、大会に参加して、まだテーマとしては端緒についたばかりという気がしました。学者による賢治研究という面よりも、実践農家によるコラム記事のようなスタイルで語られていくべきテーマと言えるかもしれません。私自身まだ当日の賢治発表についてきちんと整理できておりませんで、折りに降れ常に温めておくべき課題にしたいと思います。


    ジャンプ

    さて今年も結局大雪の年に。。オリンピックも終わりましたが、自宅前の特設ジャンプ台では、子どもたちが休みの日にジャンプ競技を行っております。除雪ブルが積み上げた山ですが、いい感じの傾斜になっています。道路までオーバーランすると危険なのですが、まあ交通量はきわめて少ないわが家前です。


    屋根遊び

    こちらは3月16日の写真ですが、奥の作業場の辺りはまだ雪がこんな感じで、屋根に楽々と上がれてしまいます。カメラを持ち私が立っている視点が2m以上です。1か月前に一時ちょっとだけ見えたりんどうの支柱もまた隠れてしまいました。何メートル積もっても3月末にはスパッとゼロになる信越地方より、1か月長引くのが奥羽の気象ですね。日中の気温が低いのです。しばらくはまだタラノメと、これから始める薪割り作業に終始することになりそうです。4月になれば籾貯蔵しているお米も全部玄米にして、農協の雪室へと搬送するという作業もあります。

    水稲育苗ハウスの雪堀りはどうするか? 時間ばかりかかる作業なので、今年は日差しの入る作業場内に箱をおいて出芽を待ち、その間に自然に消えていくのを待つというのが懸命かとも考えています。豪雪対策で消雪用堆肥も補助支給されていますので、早めに撒いておきたいと思います(雪の日でなくある程度好天の予報に合わせてですが)。


    3.11の県庁

    今年の3月11日は冬仕事の出勤でしたが、県庁では今年もこのような国旗が掲げられておりました。震災後毎年掲げられていますが、このように尖端に黒い布をかぶせるやり方は3.11で初めて目にしました。既に朝9時前の時間帯ですが、県庁なのに人の姿が写ってませんね。たまたまですが。この官庁街内丸界隈ともあと1週間余りでお別れです。年度末で、分析する土壌の点数をメリメリとこなし進めていて、お尻に火がついています。

    ちなみに私が出勤している実験室のある盛岡振興局(県庁の隣の隣)の建物では、この旗の方式に加え黒い帯が上の珠のところから垂れ下がっていました。振興局向かいの岩手県民会館では黒いものは付けず、半旗でした。3年前と同じく寒々とした日でした。

    雪が消え、春が到来するためには、まず降ってくる雪に止んでもらわなければいけません。今朝もちらほら舞っています。とはいえ、去年など4月後半の水稲種まきをしている最中にも雪降りに見舞われましたし、当面まだまだ温暖化の恩恵などほど遠いところでしょうか。。。焦らず無理をせず、無駄な作業をせず、でしょう。冬仕事やタラノメの疲れをまだまだ引き継ぎつつ、次の春作業が迫ってきています。

     
    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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