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奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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多雪地帯でできることは。。?
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    雪をかぶるネット

    Facebookなどでもつい嘆いているところですが、11月に入り何度も積雪に遭遇し、りんどうの片づけが思うように進みませんでした。用事は多いし、日暮れも早い。雪が消えたわずかの隙間を狙うように刈り取り・片づけを進めていましたが、結局もう諦めざるを得ないようです。

    12月(もう来週ですね)から冬の土壌分析のアルバイトが始まるので、仮にいまの雪が消えたとしても、もう作業する暇は見つけられません。いったん神様は強烈な風雨で半日ほど雪を消してくれまして、その分いくらかは片づけ作業を進めましたが、結局すぐに不能となり、昨日は写真のごとくネットを地際に下げる作業に踏み切りました。ネットを下げるということは、年内のまだ残るこれからの作業(刈り取った残茎のきれいな片づけ・早生品種への施肥・畝間への一輪車での堆肥散布)をもう断念することになります。

    緩めたネットが力なく雪の上にヘナヘナと落ちていく。大半は雪の重みでもう下まで落ちて見えなくなっていますが。。。ネットをきちんと下げておかないと雪で支柱が折られます(既に3度の積雪で10本以上は折られております)。

    ネットが下がったことで、通行人も「ああ、もう片づけを諦めたんだな」とわかるでしょう。春の仕事が1つ加算されました。

    何度か書いていますが、「温暖化なんかしていない」というのが私の個人的な直感です。ここ奥羽の山間地では、ですが。でも温暖化の一側面として低気圧の発生が増えているのだとしたら、低気圧通過後に北の日本海側気候では北西の風の吹き込みでシベリアの寒気が流入しやすく、何度も冷たい風雨に晒されやすくなっているのでは、とも言えますね。

    西和賀はりんどうの産地と一応言われていますが、正味6か月きっちりという無雪期間という条件で、どれだけ生産を伸ばしていけるかは、かなり悲観的です。春も年々雪消えが遅くなり、冬の積雪が早まっている。少なくとも2013年はそういう年でした。

    もっとも、岩手・秋田では豪雨による水害に見舞われた年でしたが、幸いにして当地では災害は起きませんでした。何度かの積雪をいったんちょっとだけ消してくれた雨も含め、その点は自然に感謝する念を持たなくては罰が当たるでしょう。

    この過酷になっていく自然環境でできることを考え、生き延びる方策を自ら考えて実行していかなくては、まさに淘汰される側になってしまうでしょう。国も率先して中小農家を淘汰したいのですから、ここは負けるわけにはいきません。


    たら駒木

    そういうわけで、無雪期だけの農業形態のみに依存するわけにはいかないことですので、積雪期にかかる仕事が大事なわけですが、当園ではこの冬よりタラノメの促成栽培を始めることにしました。去年からたらの木を増やし始め、まだまだ1冬フル回転させるには足りませんが、2年目の木を草刈り機で切り倒し、集めて作業場に取り敢えず収納したものです。これを駒木にし、10cmくらいずつに切って水槽内に立て、トンネル支柱でビニールを覆って、その空間を電熱ケーブルで暖めて、春が来たと思わせて芽を出させるという手法になります。

    パイプハウスを使うのは雪害の危険が大なので、作業場で行います。あまり日照がなくても良いのです。


    たら畑

    これがたらの圃場です。11月26日に雪が消えた間隙を縫って切り倒しました。その夜からまた積雪だったので、危機一髪でした。畑では堆肥と鶏糞肥料しか使いませんし、薬剤もいっさい使っていませんので、施設でのふかし栽培時も含め、無農薬無化学肥料栽培です。ちなみに、環境保全型農業に対する助成の事業がありますが、たらは該当品目にないとの理由で却下されました。。。

    電力を使うのには抵抗がないわけではありませんが、冬期ですのでやむを得ない心境です。電気代もかかりますが、幸い三相が入っているので、多少は安くつくはずです。

    12月の末頃からふかし栽培を開始する計画で、まずこれからその施設を作らなくてはいけません。まずりんどうが不完全に終わったことは早く忘れ、来週からの実験室の仕事と、このたらの施設作りに気持ちを切り替えなくてはならないです。雪が降るのは仕方ないことだし、夏場の露地栽培に依存する形態から、多面的に組み合わされた営農形態に移行していかなくては、と強く感じている次第です。

    促成栽培の施設作りについては、追ってまた掲載します。
     
    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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