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奥羽の山里農村いちば
▼当園のメインサイトです

奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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黒にんにくに力を入れています
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    服部メニュー

     

    岩手も寒い日が続いており、ここ沢内の積雪量は、平年よりはまだ50cmくらい少ないようですが、まず毎日いずれかの時間帯には降っております。冬本番といった感じになっています(50cmくらい一度の大雪ですぐ達してしまう量ですね)。

     

    東京への盛りだくさんドライブ旅行の疲れも取れる間もなく、平日昼間の土壌分析勤務と、帰宅後の1時間の夜なべ作業がルーチンになっています。土日もフルに使い、注文いただいた米等の出荷作業、農業簿記の決算作業と簿記の次年度更新、新たに1月になってからの買い物レシート類のまとめての記帳などに追われつつ、冬のメインの作業であるたらの芽の穂木からの駒木切断、およびふかし水槽への伏せ込み作業を開始しておりました。

     

    にんにくについてのお問い合わせもいただいたりするのですが(「現代農業」誌2月号に掲載されたことにもよるのですが)、基本は黒にんにくのリピートの方に対しての素材分として在庫確保が必要なため、通常の青果での出荷はいったん終了とさせていただいています。

     

    黒にんにくは一般によく見かけるようになっていますが、値段も高く、どうしてこんなに? と思うことしばしばです。おそらくは業者さん(農家というよりは、建設関係の企業から参入する例が多い)が大規模な黒にんにく生産に進出し、人件費もそれなりに投入されているでしょうし、高額な製造装置を導入していることとか、長時間の発酵へのこだわりがあるようで、そのために電気代がかさんでいる、といったことによるのではと私は見ております。

     

    当園の黒にんにくは、体調のすぐれない方からご注文いただくこともあります。食べていると体調が良くなった感じがするといったご感想をいただいて、大変嬉しく思うとともに、時々いただくような贅沢な高級おやつではなく、「日々の健康のための常食用」として取り入れていただきたく思っています。アメリカのがん研究機関により、「がん予防に役立つ食品群ピラミッド」のランキングにおいて、にんにくはその頂点に位置する、との報告がなされています。さらに加えてこの青果としては含まれていない有用成分が黒にんにくに中で存在しているわけで、このことに当園ではこだわりを見出して、できるだけ安価にお届けできる手法で作りつづけたいと思っています。農薬化学肥料不使用であることも、安心安全はもちろん、にんにく細胞に何らかのプラス効果を授けてくれることと信じております。年明け早々に、当園の製造器具である業務用ジャーが故障してしまい、新品に買い換えたという出費はありましたものの、13〜14日の保温発酵でおいしい(と思える)黒にんにくができています。多少の電気代と手間賃は青果価格に加えないわけにはいかないですが、どうかこの常食用としてのリーズナブルな黒にんにくをPRしながら、力を注いでいきたいと思います。

     

     

    スライス作り

     

    また、もう一点、にんにく貯蔵の限界時期という問題もあります。当園はにんにくを-1度氷温貯蔵しておりますが、休眠の浅いホワイト六片では正月明けのいまの時期、休眠の深い八木や八幡平でも3月いっぱいが、およそにんにくの貯蔵限界になります。これを過ぎれば氷温貯蔵にしていても否応なく発根発芽が進み、その分にんにくの実質部がスカスカになってきてしまいます。このため、これらの賞味期限内のうちに、乾燥スライスにんにくと、この黒にんにくにチェンジしてしまいたいのです。実に去年のいま頃に作ったスライスを現在でも全く遜色なく食べておりますし(一応賞味期限表示は6か月にしてはいますが1年大丈夫みたいです)、また黒にんにくになることで長期保存が可能な食品に変身します。品質を落としてしまう前に加工を完了し、良い状態で次のにんにくの収穫期まで、日々食べつづけていただけたらと思い、作業を続けております。

     

    もっとも、ご自宅で黒にんにくにしますという方には、ご希望に応じ青果をお送りできますので、少量ですが、またそのうちカケラに分けたものとかにもなりますが、よろしければご活用くださればと存じます。

     

    今回、「現代農業」寄稿用にと、いつも黒にんにくを買ってくださっている女優でモデルさんの服部真湖さんに、普段使いで食べていただいている食べ方例を写真で送っていただきました。撮影のために料理を作っていただいて、本当に感謝いたします。服部さんは以前に家庭料理の本も出版していらっしゃる方で(私もアマゾンで買いました)、当園の黒にんにくをすばらしいメニューに変身していただきました。雑誌ではスペースの関係で1枚しか掲載できませんでしたが、ご本人様の了解の上、こちらのブログで全品紹介させていただきました。以下は文章も服部さんのご説明になります。

     

     

    ハムサンド

     

    ブランチにいかが?  イングリッシュマフフインのポテトサラダハムサンド。

     

     

     

    柿

     

    ワインやデザートに、季節の熟したフルーツ(今回は柿)にクリームチーズとはちみつディプ添え。

     

     

    水餃子

     

    玄米(当園の)入り香草とえのきの水餃子(エスニック風)
    もちろん具たくさんスープで色んな野菜と寒い季節にピッタリ。水餃子ならお好みでゴマダレ、ポン酢、食べるラー油、などなどつけながら工夫してます。揚げてあんかけにしてもおもてなしの際は喜ばれてます。

     

     

    ポテトサラダ

     

    ディジョンマスタードとゴマたっぷりのポテトサラダ   
    マヨネーズ少なめでサラダにのせてお好みのドレッシングと一緒に。そのままでもお好きなパンと一緒にどうぞ。

     

     

    トースト

     

    クリームチーズとはちみつディプのトーストのせ
    熱いトーストにのせて。まるでラムレーズンみたいと好評です。おやつにお酒のおともに。ナッツも刻んで混ぜても更に美味しいです。

     

     

     

    このように、黒にんにくを飽きずに日々食べていただいて、嬉しい限りです。どうか参考に取り入れていただけたら幸いです。

     

    黒にんにくのための皮むき・根切り作業も上記のごとく早いうちに全部終わらせなければなりませんが、現在たらの芽のふかし作業も時期が来ているため、こちらも手を休めることなく、どんどんと駒木を水槽に埋め尽くしていかなくてはなりません。

     

    また、現在、「次世代に残したい岩手の食材30選」(続編)という書籍の編集作業にもかかわっていて、当地の「西わらび」、そして「八幡平にんにく」の2本を作成し、また30項目全体の集まってきた原稿のチェック作業なども行っています。この「八幡平にんにく」の項目にも服部さんのレシピを写真1枚(2点)紹介させていただきます。4月頃に刊行の予定で進めていますが、定価を付けて販売できる環境になく、当面は「岩手食文化研究会」の会員の報告書の扱いで会員と関係機関(図書館や学校とか)への寄贈という形になっております。この続編の前編に当たる数年前に出た1冊は農文協からの刊行になり、アマゾンでも掲載されているのですが、残念ながら今回の続編はそうはいきませんでした。後に要望があったり、また版元を得る機会があれば、公に世に問うていけたらと願っています。原稿を求められて書くことは時々ありますが、編集作業としては久しぶりで、懐かしい気持ちを持ちながらの作業になっておりました。

    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 09:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    農業担い手サミット(岐阜)に参加しました
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      高山懇親会

       

      積雪期直前で、りんどうを中心に秋の片づけに追われるさなかの11月9〜12日の4日間、農業担い手サミットへの参加ということで3泊4日の大きな旅行に出かけてまいりました。いわゆる認定農業者を主体に行われる全国集会で、数千人が会する大規模のイベントでした。

       

      全大会の主会場は岐阜市内の大きな体育館で、ステージイベントをメインとする2時間の催しが行われ、撮影はできませんが、農村の四季を歌った詩の朗読(紺野美沙子さん)に合わせた、歌と踊りと映像によるステージは大変素晴らしく、見ごたえのあるものでした。

       

      この全大会イベントは皇太子ご夫妻もご参加ということで、警備も厳しく、今回の参加受付についても2か月も前から確定し、以後の参加者交替は一切認めないというものでした。特に希望しての参加ではないのですが、他に参加者が少なく、やむを得ずといえばやむを得ずの参加だったのですが、しかし後の分科会も含めイベントとしては用意も周到で、大変手応えのある数日を過ごすことができました(主催者の準備にかかるご苦労は大変だったと思います)。

       

      岩手からの参加ということもあり、前と後ろに1日ずつ日程が増え、負担も大きかったですが、サミットとしては、10日の全大会の後、その日のうちの分科会会場へと移動し、夜の分科会会場での懇親会(写真)、そして翌11日の午前の分科会と昼食会、そして現地での散策(観光)で終了、というものでした。

       

      写真ステージにはちょうど岐阜の関連ゆるキャラが登場しているところで、私が参加した初日夜の高山市での分科会のセレモニー部分です。足りなくなった名刺を取りに部屋へ戻る途中に撮った1枚です。市長の挨拶とかの後だったでしょうか。岐阜の特産品紹介といった場面ですね。

       

       

      飛騨牛コーナー

       

      さて、時間的には先立ってになりますが、初日の岐阜市内のメイン会場では、午後からの全大会の前に、岐阜の農畜産物をふるまう試食コーナーが午前中行われ、賑わっていました。写真は飛騨牛のステーキのコーナーで、行列をなして焼き上がりを待っています(すべて無料です)。その他には岐阜といえば長良川の鮎ということで、鮎の味噌仕立ての汁も流行っておりました。

       

       

      黒にんにくコーナー

       

      黒にんにくのコーナーもありました。乾燥スライスにんにくも見えます。六次化推進の波で、写真の例もですが建設業界がこうした部門に参入し、補助金も動いているのでしょう、大規模の設備投資で時代の波に乗ろうといった雰囲気が伝わってきます。専用の大型製造機で何十日もかけて熟成しているそうです。同じ品目でも、われわれ小規模農家は別発想で住み分けをしていかなくては、ということを学ばされますね。

       

       

      ほうれん草収穫機

       

      さて2日目午前の分科会ですが、認定農業者のサミットということで、見学先の農家さんはいずれも規模が大きくて、すぐに参考になるというものでもないのですが、知見を広めるに無駄はありませんしね。ほうれん草農家を訪れましたが、バインダーのような収穫機で、見事にほうれん草を切り集めており、圧巻でした。少し地面に入り込んで、ベストの箇所を切り取るのですね。値段にもびっくりでしたが、手で収穫して行く手間と比べると、何百倍? ですね。ほうれん草は大規模化が行き詰まってきているそうで、この装置の導入がなくてはほうれん草専業も厳しい状況にあるとのことでした。

       

      当園でもほうれん草はやったことがありますが、夏場は収穫後のしおれもあって、午前中の限られた時間内に収穫を終えなければなりません。いまの時期よりもむしろ夏場には強大な威力を発揮する助っ人に思いました。

       

      ちなみに、冬場は高山市も結構な積雪とのことで、ハウスのビニールは外され、作業としては菌床椎茸に切り替わるそうです。

       

       

      普及員

       

      移動はほとんどバスでしたが、地元の普及員さんがいろいろと解説してくれました。すべての方がというわけではないでしょうが、この普及員さんはとても熱意を感じられる方でして、われわれ農家としての関心事のツボにはまった解説・紹介を淀みなく語っていただきました。こういう力ある専門家のバックアップがあって産地も維持され、農家も安心して生産できるわけで、当園ではりんどうがその部門になるのですが、逆に言えば個人販売している部門というのは全くといっていいほど自分で悩みながら試行錯誤していくしかないということでもあり、道なき道でもあるわけでしょう。。

       

       

      高山朝市

       

      3農家+農協出荷場の見学で分科会のスケジュールを終え、昼食会場に向かう途中です。終了時間直前の高山市の朝市を見て、少し買い物もしてきました。赤カブの漬物が特産とのことでした。

       

       

      古い町並み

       

      昼食後、帰路へのバスが出発するまでの約1時間、高山市内にある古い街並みと呼ばれる通りを散策しました。外国人がとても多かったというのが第一印象です。高山は観光都市ですし、お隣長野県の信州大学で4年間松本市に暮らした者としては、この北アルプスを挟んだ隣の高山市というのは、松本と雰囲気が似た街としてずっと気にかかる存在というか、行って見たい場所でした。それもあって今回の担い手サミットに参加したのでした。

       

       

      飛騨牛にぎり

       

      飛騨牛のにぎりという店に行列ができていました。値段もそこそこしましたので、私は飛騨牛コロッケ(200円)にしました。

       

       

      ひつまぶし

       

      さて、その高山市での見学を終え、名古屋市まで戻って、そこで最終日を過ごし、居酒屋で手羽先や串カツを食べました。翌日は午前中、自由時間ということで美術館などを散策し、昼に岩手の研修団としてひつまぶしを食べて、新幹線で東京へ、そして盛岡へ戻り、夜8時半に沢内へと帰ってきました。

       

      出発した11月9日は西和賀は大雪となり、50センチを超える雪がまだ刈り取りを済ませていないりんどうに覆いかぶさって、雪で押され、無残な姿となっていました。ちょうど旅行中は雪で作業ができなかったので、旅にはちょうど良かったのかもしれません。戻った翌日13日には雪も解けてりんどうの片づけを再開でき、べたっと押されて草刈機で刈れない茎を手で一本一本地際で折り取りながら、片づけ作業を進めました。

       

      今年は廃園するりんどう圃場がなかった(マルチ剥ぎが大変な作業です)ことも旅行参加の理由でありましたが、2年生3年生の生きのいい圃場が多く、りんどう残茎の片づけには非常に時間を要し、昨日26日の午後3時に完了しました。

       

      そして、その後、ようやく放置していた稲のハセの横棒(ホケ)の収納に着手でき、ちょっと進めたところで暗くなって終了。本日雨ですが、ハセの片づけをこれから頑張ります。

       

      残る作業はこのハセの片づけと、たらの木の伐採と作業場への搬入、そして片づいたりんどうの畝間に堆肥を配ることです。12月1日から盛岡での土壌分析の勤務がスタートするので、もう何日もありません。。堆肥作業は来年とし、たらの木を優先し、運び終えた軽トラックは早めに洗浄し、ガソリン満タンにして、運搬車(キャリア)を荷台に載せて、作業場に収納して春まで格納する段取りにすべきでしょうか。。。

       

       

       

       

      posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 08:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      水稲作業が進んでいます
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        種まき2016_1

        ここ沢内で「ひとめぼれ」と植えるというのは適地適作に反した作付けでもありまして、とにかく種まきは早く行って、早めの田植えを心がけ、田植え時までに十分に大きい苗を作る、というのが目標になっています。4月7日に催芽を開始し、9日朝にはハトムネになって、翌4月10日にひとめぼれの種まき、そして所用を挟んで12日に「いわてっこ」の種まきを完了しました。現在芽も出揃って、シルバーポリも剥がし、プール入水も始めました。生育は順調です。

        岩手県では待望のお米の品種「銀河のしずく」が今年から県内で作付けがスタートしました。ひとめぼれを超える食味値との話もありますが、いずれ、ここは適地外ということのようです。ただ食味も大事でしょうが、ひとめぼれ(宮城)と違って岩手の品種であるということには魅力を感じます。町内でも試験的に作付けがあるようですので、秋の結果を参考に、ひとめぼれから「銀河のしずく」のへ移行していくことになるかもしれません。こういう話題は楽しみの一つになります。

        日曜日だったので、種まきは上の子2人も少し手伝ってくれました。土入れ作業です。これまでと同じ「花巻酵素」製の自然育苗培土ですが、この培土は有機質のため、カビ等の防止のため播種日当日に土入れをするようにとのことでして、慣行の培土のように前もって土入れをしておくということができません。


        種まき2016_2

        軽トラの荷台で12米ずつ田っぷり潅水をして、それから「みくに式播種機」で1枚ずつの播種になります。1枚当たり、乾籾勘算で60グラムの薄まきになります(水を吸った催芽籾で80グラム)。播種が終わると、今度は土を入れて覆土して完成です。


        古い播種機

        こちらは、近所の方からもらった古いポット育苗用の播種機です。溝が付いていて、ブラシを使いながらそこに籾を落として並べ、透明部分の板をガチャっとずらすと穴から下に落ちて整然と苗箱に蒔かれるというものですが、籾をまんべんなく溝に並べるのに時間がかかり、結局みくに式の使用に戻りました。でもこれも現在は手に入らない貴重品ですし、精度としては緻密に蒔けるものです。


        田村さん視察

        さて、種まきの前の日になりますが、食文化研究会の例会で、盛岡市羽場の田村和大さんの圃場を見学しました。田村さんは私などよりずっと若く、また経験も短いUターン農家さんですが、実に行動的で、勉強家で、在来種(F1交配でない)にこだわった農業を精力的に行っている方です。種を継いでいくことは生命や文化を尊重する営みだとの思いで「種継ぎ百姓」を自認して、農法も野菜自身の最も健康で本来的な形とは何か、という観点から無肥料の自然栽培を選択したと言います。

        自種を採りながら、30品種ほどの野菜、そして米・小麦・大豆を飲食店さんを中心に自ら開拓した出荷先に出しておられます。在来固定種をテーマにした「よみがえりのレシピ」について前に記事にしましたが、この映画を一番最初に岩手に持ち込んで上映会を催したのも田村さんでした。お人柄もよく、まさに岩手農業をリードしていく若きホープと言える人ですね。盛岡市内ですし、こちらのような山里の農業とはスタイルやイメージは違いますが、こうした方からのエネルギーを分けていただきながら、常に食とは何か、耕すとは人にとってどういう営為なのか、問い続けていきたいと思いました。


        ハウスの消雪推移

        まだ冬のアルバイトをしていた最終盤の頃の、朝撮った雪解けの様子です。3月27日(日)に土を撒いたその週に高温好天があって、見る見るうちに消えてくれました。隅々までではありませんが、一応町内では3月31日に消雪したと言っているようです。こちらは風雪が基本なので、雪は斜めに積もっていき、田の西側で浅く、東側で深くという積もり方をするために、東側の消雪は遅いです。


        氷温貯蔵米2016春

        雪が消えたところで、家周囲の往来が可能となり、奥の作業舎の冷蔵庫より氷温冷蔵していた籾を運んで、春の籾摺りを行いました。これで、次の秋までは氷温玄米を提供できる運びとなりました。在庫米もちょうどあと半分というところです。にんにくのかけらがまだ残っているために、まだ電気代はかかりますが籾摺りした玄米も氷温設定の冷蔵庫に入れて貯蔵しております。これからはどうぞ氷温貯蔵米をお召し上がりください。にんにくが完全になくなった後は12〜14度で保冷します。

        引き続き、たらの芽出荷をしております。あと1週間余りで終了となるでしょうか。とにかく雪解けが早かったことは何にも勝り大助かりです。作物自体は作業時期がまだ早いものもあるとはいえ、りんどうで支柱を立てたり、草取りをしたり、借りることができたバックホーで田の排水路を掘ったり、その土で畦畔を頑丈に固めたり、進められる農作業はいくらでもあります。こうして先手を打って作業できることは気分的にも違いますし、きっちりとした管理作業を行って、よりクォリティの高い農産物を獲得できるようにしたいものです。

         
        posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        西和賀食材をイタリアンで食べる!
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          イタリアン・わがや

          2週間前の12月6日土曜日の夜ですが、町内の農家レストラン「わがや」さんで、西和賀食材を使ったイタリア料理を食べる会というのが催され、生産者としても興味深いことですし、参加してきました。12月1日にゼロだった雪も2日から絶え間なく降り続き、この6日には50cmくらい、そして現在までで100cmという感じです。続々と低気圧がオホーツクへ押し寄せていて、まさに冬本番の厳しさに見舞われている西和賀地方でありますが、こうして写真だけ切り取って見れば、ここ貝沢地区銀河高原ホテル奥の古民家はとてもいい風情ですね。


          イタリアン1

          最近は西和賀産業公社とか役場農林関係の若い職員を中心に、地域の経済振興、食材情報等の発信に関して、積極的な機運が高まっておりまして、とてもいい傾向と思っています。今回の「わがや」さんでの企画は「西和賀まるごと食ってみでけろ隊」というメンバーの発案で行われたイタリアンのコース料理を味わう催しで、私を入れ5人の客で堪能させていただきました。

          コース料理というのは不慣れでありますが、最初に出てくるのは前菜というのでしょうか。道の駅錦秋湖のコックさんがこの店に入って料理を作ってくれているとのことでしたが、どれも工夫がされていて、味わい深いものでした。特に左の1品はにんにくで味付けされた山菜でして、とても合うなと思いました。



          イタリアン2

          2番目は魚料理です。


          イタリアン3

          次は生ハムですね。


          イタリアン4

          メインの肉料理は地元畜産農家の肥育牛のステーキです。ガマズミのお酒が一緒に出てきました。


          イタリアン5

          これが締めのデザートになります。素晴らしいの一語です。写っていませんが、銀河高原ビールの小瓶を3本くらいいただきました。


          イタリアン・メニュー

          メニューがこちらです。パスタもありましたが、写すのを忘れていました。

          動画が上がっていましたので、興味ある方はこちらもご覧ください(https://www.youtube.com/watch?v=zDrm519X_Ls)。

          定期的にこのような食事会を開催できるようになれば、食の発信としても有益と思います。食事の始まる前には、西和賀の四季を写した映像が流されて鑑賞しました。「わがや」さんとしては冬季の営業休止期間に入っていて、今回の試みのために室内の装飾も特別に施されておりました。丁寧に時間をかけた企画であると感じました。

          ここ貝沢地区は盛岡方面からの入り口に当たり、夏場なら盛岡インターから40分で来れるところです。また冬場が見所ともいえますし、こうした会が定期的に開催され、静かな空間で「どこにもない、どこでもない、ここ西和賀地域」の独特の世界に接してほしいと思います。

          私自身、自分の農業のあり方を振り返って、ある意味経営の柱になっている切り花りんどうの地域を挙げての農協出荷という産地としての団体行動的側面とも、また正反対の米やにんにく等のインターネット販売というきわめて個人的・孤独な営みとも異なった、地域の若い人たちとの連携でこれまでにない情報発信の姿と農の形とが一体になっていくような第3のスタイルへと踏み出していくべき時期にいま来ているのかな、などと思ったりしています。

          こうした動向も公的機関の職員が介在している現状は、他の地方から見ればまだまだと思われるかもしれません。もっと民間パワーで高められればそれは理想であるかもしれませんが、こうした過疎地、われわれ個人には資本力もなかなかありませんし、田畑の日々の作業にベッタリ張り付いて身動きの取れない個人という点を集結して地域の発信力という大きい形に高めていくには、公的立ち場の職員の役割は大きいと思います。業務+αの部分で頑張ってくれているのですしね。

          積雪期間の長い当地でも、探せば結構地元の食材はあるのだなと思いました。1人で少量多品目を行う直送・産直型のスタイルは難しい地域と思っていますが、一人一人がある品目の専門家になることで、トータルでとして品目を増やすことは可能ですね。農法の違いやこだわり方には差があるでしょうが、それもまた面白い「履歴」でしょう。いろんなことを個人・地域両面の視点で考えていきたいものです。

           
          posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 10:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          奥羽の短く慌ただしい夏から秋
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            2014彼岸りんどう

            りんどう栽培をしていると、8月、9月はほんと忙殺に見舞われることになり、心の余裕すらなくしてしまうという環境からなかなか抜け出すことができません。出荷作業はもとより管理作業や農道等の草刈り、秋の小麦やにんにくの植え付け準備、そして稲刈りのハセ準備と稲刈り。。。毎年のことながら、繁忙期というのは疲れるものですね。。。

            今年もお盆と彼岸の2つのりんどう需要期の山を何とか乗り切ることができました。8月上旬と9月中旬というりんどうが確実に値段よく出荷できる時期に合わせてみんな品種剪定選定し作付けします。当園もそうですが、需要期のみを狙い短期集中出荷するにはピーク時の人員が足りず、需要期を軽視して少量多品種の作付けにすると、長期一定の労力で出荷は続くものの、結局ずっと出荷作業だけにとらわれて他に何もできなくなってしまいがちです。

            思い切って出荷を敢えてやめて、次の品目の作業に着手しなければ切りがないというのが昨日今日の状態でして、この好天のうちににんにくと小麦の畑を耕起して、小麦を蒔いて、稲刈りのためにハセを組む、というのが今日お彼岸の日のスケジュールになりました。台風も東北方面へ向けて進んでいます。


            OF2014_1

            そんな夏から秋でありましたが、ちょうどお盆と彼岸のりんどう出荷の合間に、今年も紫波町オガールプラザにて、オーガニックフェスタが開催され、今年は初日の9月6日土曜日に米とにんにくを持って出展し、1つセミナーも執り行ってまいりました。セミナーというのは有機農業に関わる際の諸問題や課題解決などについて参加者を前に討議するような時間です。

            去年同様にお客さんも多く、ここオガールプラザの芝生の空間は心地よくて、そしてフェスタ開催2年目の今年は去年以上に出店の雰囲気がプロっぽいというか、みなさん場慣れしていらっしゃるのか、テント内のレイアウトやデザインなどもファッショナブルな印象を受けました。私だけ(有機農研ブース)が質素な感じで。。。


            OF2014_2

            私は岩手有機農研のブース並びには、初めて単独で出店した遠野市の新規就農者でご両親が西和賀町出身という若い照井夫妻が野菜や手作りのバジルソースなどを販売していました(遠野市小友町「丘の上の菜園ことり」)。奥様はとても絵が上手な方で、商品陳列の手法もとてもきれいにしていました。こういう個人の新規就農者が、栽培面などでの苦労はもちろんあるにせよ、作った生産物がすべて消費者へ届けられ安定した生活の糧になれるような環境づくりが大切だとつくづく思います。農協の部会のような生産販売の組織的なスタイルがあるわけではありません。こういうフェスタをきっかけに販路が一層拡大していくことを望んでおります。私自身もまず同様です。

            もっとも、来場者も「イベント慣れ」している面があり、お祭りとして楽しみで来ているわけでもあり、有機農産物へのダイレクトな興味目的だけでもないでしょう。いずれ米や野菜はあまり売れておらず、加工品の販売がメインになっているようでした。当園のにんにくは今年はすべてSサイズということで安い値段設定にしたこともあって、まあまあ売れました。にんにくはあまり他にありませんでしたしね。

            この店だけのここだけの商品、というのがポイントのようですね。

            IBCラジオを聞きながら彼岸りんどうの出荷をしておりましたが、土日になると各地での直売イベントを生中継してレポートしたりしています。そういうのを聴くと臨場感もあり、また店の人も自社の説明をレポートで紹介していますので、楽しく聴きながら仕事をしておりました。

            この週末も今日を入れて休みが続いた子どもたちですが、1日くらいどこかへ、ということで日曜日にIBCまつりに連れて行きました。が、人は多い。暑い。。行列。。。食べる場所がない。。。結構値が高い。。。現場に行ってたら当然中継の解説もありませんし、かえってラジオで情報をキャッチしつつ雰囲気を想像して楽しんでいた方が良かったかもね、と内心感じた次第です。まあ私一人だったら、IBCラジオのリスナーでもありますし、放送のブースに座ってじっくりトークを楽しんだことでしょうが、子どもたちとのお出かけは、人ごみよりも山や釣りだったりの方が向いているようでした。
            posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            田植えを終え勉強会に
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              小麦出穂2014

              田植えが終わり、エンジン除草機を使って除草作業の開始です。同時にりんどうの芽かきや草取りにも激しく追われ、農道等の草刈りも出遅れており、いつものことながら後手後手の展開になっています。1人でやるにはりんどうの面積が多すぎるのです。わかっているのですが、定植したものは続けなければならないし、数年先のことを考えて常に新植も続けなければならず。。今年もまず10アール分新植を完了しました。

              先日、田から下の畑への漏水を防ぐため排水掘りをしていて、胸ポケットから水のたまった溝にデジカメが落下。一瞬のことですぐ拾いましたが、結局ダメにしてしまいました。こういう時は絶対に電源を入れてはいけないと後で知りましたが、その時はとっさに「生きているかな」と電源ボタンを押してしまい、それが元で基盤がやられたのか、電源の入りが絶望的に悪くなりました。

              勉強になりましたね。家電製品一般にいえることのようです。ついオンにしてみたい欲求をこらえて、数日間バッテリーを外した状態で乾燥させることだそうです。

              携帯を持たない身でカメラは必需品ですが、コンパクトな耐水性のない黒いカメラなど、よくよくわが家には不釣り合いな物でした。どこに置いたか見えなくなることもしょっちゅうで。。。やむなく新しいのをネットで注文しましたが、今度は耐水耐衝撃性の、目立つ黄色いカメラにしました。付属の小さいストラップではなくカメラを首から下げるタイプの紐も必需品と思います。よくよく、農家ですからほとんどが野外の水・土・衝撃の環境下での使用になります。

              さて今年の田植えですが、去年よりやや減らす予定で育苗しておりましたが、冷夏の予報で不安になり、急遽1枚分(6アールくらい)増やしました。10アール17枚という限りなく薄植え設定でギリギリ苗を賄いまして、今年も昨年と同じ50アールの作付けで管理しています。豊作になればなったで在庫管理に苦慮しなければなりませんが、不作の時のことを考えて。。。本当は苗の失敗のことを考えて多めに苗作りするものですが、専用の有機培土が高価ですので、ほぼギリギリ(反当20枚の計算)で作り、「失敗しない!」の決意でやっております。

              写真は、カメラの調子の良い時(運良く電源の入った時)を捉えて撮影した小麦の写真です。いつもより1週間遅れでやっと穂が出始めました。6月7日の撮影で、いまはもう少し出揃っています。平年は6月1日が出穂になりますが、雪解けの遅れよりも5月下旬のまさに穂が出ますよという時期に雨がなかったことが災いしたようです。

              同じ時期、水をほしがる時期のニンニクに、何度か通路潅水(水口からの注水)を行いましたが、さすがに小麦畑には水を入れられませんでした。分水栓も設置していない畑です。

              そんなあれこれとドタバタの日々ですが、昨日は「食文化研究会」主催の在来種・伝統野菜をめぐる講演会とシンポジウムが盛岡で行われまして、まずチャグチャグ馬っこを家族で見てから、懇親会まで残って帰宅しました。

              山形大学の江頭宏昌先生がメインの論者でして、在来種・伝統野菜に光を当て、農業の可能性を拓く取り組みについて、農家・レストラン、周辺の人たちを巻き込んだ幅広いムーブメントを紹介されました。『よみがえりのレシピ』の渡辺監督も同席され、兵庫より在来種の取り組みを主催する山根成人さん、葛巻の森のそばやの高家さん(食文化研究会)を交え、とても内容の濃い会となりました。参加者もかなりの数でした。

              山形の取り組みの多彩さもさることながら、個人的に特に興味深く感じたのは、従来の西洋の学問の流れである「書斎的」アプローチと「実験的アプローチ」、「人文学と実験科学」の二項に対して、「フィールド・野外」科学という第3のアプローチを言っておられていた点で、観想(テオリア)でも、実証科学(エクスペリメンタルというのでしょうか)でもない、野良(アグリカルチャー)というスタンスを、私などはつい優位に強調して考えてしまいます。「農」に立脚した「学」というテーマは実に多彩で面白いジャンルになり得ましょう。「賢治と有機農業」もまた相通じるものを感じます。。

              久々に盛岡の夜の懇親を楽しんでまいりました。

              今日は再び、腰にラジオ、手は草取り、を続けます。

               
              posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              宮沢賢治と有機農業
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                全国大会1

                1週間絶え間なく降り続き、ちょうど関東で大雪になっていた頃に小康状態となっていた奥羽地方も、真冬に逆戻りし新たに1m増えています。雪消えの見通しは見当がつきません。「土壌分析」のための盛岡出勤とタラノメの栽培・収穫・出荷の作業の両立はかなり大変で、土日祝だけでなく、平日の帰宅後も1、2時間の夜作業を余儀なくされ、慌ただしい年度末を送っています。併せて、田に使う米ぬかの採取も通勤の帰宅時に進めております。

                ブログの投稿も間が空いてしまっていますが、2月23日にお隣雫石の「鶯宿温泉・ホテル森の風」において、日本有機農業研究会の全国大会が開催され、日中だけですが参加してきましたので報告させていただきます。初めて訪れたホテルですが、かなり大きく豪華でした。その分宿泊等の参加費も高く、有機農家の会合としてはちょっとどうかなという気もしたくらいですが、やはり全国からの参加者を招くにはこういう形になるのでしょう。参加者も多く、盛会でした。


                全国大会2

                岩手での開催ということで、大会のテーマは「宮沢賢治と有機農業」でありました。全体の発表会・シンポジウムに続き、各分科会でも私はこの賢治関連のテーマの会に参加してまいりました。「宮沢賢治と農業」についてはもちろん以前から多くの考察がなされているわけですが、ではなぜ「有機農業」と結びつく? とも思われるかもしれません。食糧増産の時代に化学肥料を推奨したのでは、とか。。。

                しかし、私など全然勉強不足ですが、賢治の作品や文章に接していると、自然との共生関係を大切にする世界観とか、作物へのまなざしも、感覚を大事にした自然の描写も、有機農業で求められるであろう発想に共通しているということを、やはり多くの方が感じ取っているということだろうと思います。単一作物のグローバル視点での大量出荷ではなくて、少量多品目の、顔が見える小さな社会の自給的幸福感を目指す。それは「イーハトーブ」という語の構成要素なんだろうと私は思います。昨今の政治の発想法とは逆のように思えますが、仮にそもそもグローバルな有機農業などというような視点そのものが、立脚点としていびつに感じてしまいますね。逆に言えば世界戦略で攻め込まれる農産物に対抗できる農のスタイルを構築しておくことが大事でしょうから、同じ土俵で「有機農業で世界戦略」なんて考えなど成り立たない話です。。もっとも、「小さな自給社会」は地理的に区画された区域というよりは、インターネット等でも地理を超えて呼応・連携の広がりがありうるわけで、目に見える空間に限定されないスケールを持つことですね。世界中で賢治作品が愛好されているのと同じです。

                これらは個人的感想あるいは理想に過ぎませんが、いずれ賢治と有機農業を結びつけることは、大会に参加して、まだテーマとしては端緒についたばかりという気がしました。学者による賢治研究という面よりも、実践農家によるコラム記事のようなスタイルで語られていくべきテーマと言えるかもしれません。私自身まだ当日の賢治発表についてきちんと整理できておりませんで、折りに降れ常に温めておくべき課題にしたいと思います。


                ジャンプ

                さて今年も結局大雪の年に。。オリンピックも終わりましたが、自宅前の特設ジャンプ台では、子どもたちが休みの日にジャンプ競技を行っております。除雪ブルが積み上げた山ですが、いい感じの傾斜になっています。道路までオーバーランすると危険なのですが、まあ交通量はきわめて少ないわが家前です。


                屋根遊び

                こちらは3月16日の写真ですが、奥の作業場の辺りはまだ雪がこんな感じで、屋根に楽々と上がれてしまいます。カメラを持ち私が立っている視点が2m以上です。1か月前に一時ちょっとだけ見えたりんどうの支柱もまた隠れてしまいました。何メートル積もっても3月末にはスパッとゼロになる信越地方より、1か月長引くのが奥羽の気象ですね。日中の気温が低いのです。しばらくはまだタラノメと、これから始める薪割り作業に終始することになりそうです。4月になれば籾貯蔵しているお米も全部玄米にして、農協の雪室へと搬送するという作業もあります。

                水稲育苗ハウスの雪堀りはどうするか? 時間ばかりかかる作業なので、今年は日差しの入る作業場内に箱をおいて出芽を待ち、その間に自然に消えていくのを待つというのが懸命かとも考えています。豪雪対策で消雪用堆肥も補助支給されていますので、早めに撒いておきたいと思います(雪の日でなくある程度好天の予報に合わせてですが)。


                3.11の県庁

                今年の3月11日は冬仕事の出勤でしたが、県庁では今年もこのような国旗が掲げられておりました。震災後毎年掲げられていますが、このように尖端に黒い布をかぶせるやり方は3.11で初めて目にしました。既に朝9時前の時間帯ですが、県庁なのに人の姿が写ってませんね。たまたまですが。この官庁街内丸界隈ともあと1週間余りでお別れです。年度末で、分析する土壌の点数をメリメリとこなし進めていて、お尻に火がついています。

                ちなみに私が出勤している実験室のある盛岡振興局(県庁の隣の隣)の建物では、この旗の方式に加え黒い帯が上の珠のところから垂れ下がっていました。振興局向かいの岩手県民会館では黒いものは付けず、半旗でした。3年前と同じく寒々とした日でした。

                雪が消え、春が到来するためには、まず降ってくる雪に止んでもらわなければいけません。今朝もちらほら舞っています。とはいえ、去年など4月後半の水稲種まきをしている最中にも雪降りに見舞われましたし、当面まだまだ温暖化の恩恵などほど遠いところでしょうか。。。焦らず無理をせず、無駄な作業をせず、でしょう。冬仕事やタラノメの疲れをまだまだ引き継ぎつつ、次の春作業が迫ってきています。

                 
                posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                多雪地帯でできることは。。?
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                  雪をかぶるネット

                  Facebookなどでもつい嘆いているところですが、11月に入り何度も積雪に遭遇し、りんどうの片づけが思うように進みませんでした。用事は多いし、日暮れも早い。雪が消えたわずかの隙間を狙うように刈り取り・片づけを進めていましたが、結局もう諦めざるを得ないようです。

                  12月(もう来週ですね)から冬の土壌分析のアルバイトが始まるので、仮にいまの雪が消えたとしても、もう作業する暇は見つけられません。いったん神様は強烈な風雨で半日ほど雪を消してくれまして、その分いくらかは片づけ作業を進めましたが、結局すぐに不能となり、昨日は写真のごとくネットを地際に下げる作業に踏み切りました。ネットを下げるということは、年内のまだ残るこれからの作業(刈り取った残茎のきれいな片づけ・早生品種への施肥・畝間への一輪車での堆肥散布)をもう断念することになります。

                  緩めたネットが力なく雪の上にヘナヘナと落ちていく。大半は雪の重みでもう下まで落ちて見えなくなっていますが。。。ネットをきちんと下げておかないと雪で支柱が折られます(既に3度の積雪で10本以上は折られております)。

                  ネットが下がったことで、通行人も「ああ、もう片づけを諦めたんだな」とわかるでしょう。春の仕事が1つ加算されました。

                  何度か書いていますが、「温暖化なんかしていない」というのが私の個人的な直感です。ここ奥羽の山間地では、ですが。でも温暖化の一側面として低気圧の発生が増えているのだとしたら、低気圧通過後に北の日本海側気候では北西の風の吹き込みでシベリアの寒気が流入しやすく、何度も冷たい風雨に晒されやすくなっているのでは、とも言えますね。

                  西和賀はりんどうの産地と一応言われていますが、正味6か月きっちりという無雪期間という条件で、どれだけ生産を伸ばしていけるかは、かなり悲観的です。春も年々雪消えが遅くなり、冬の積雪が早まっている。少なくとも2013年はそういう年でした。

                  もっとも、岩手・秋田では豪雨による水害に見舞われた年でしたが、幸いにして当地では災害は起きませんでした。何度かの積雪をいったんちょっとだけ消してくれた雨も含め、その点は自然に感謝する念を持たなくては罰が当たるでしょう。

                  この過酷になっていく自然環境でできることを考え、生き延びる方策を自ら考えて実行していかなくては、まさに淘汰される側になってしまうでしょう。国も率先して中小農家を淘汰したいのですから、ここは負けるわけにはいきません。


                  たら駒木

                  そういうわけで、無雪期だけの農業形態のみに依存するわけにはいかないことですので、積雪期にかかる仕事が大事なわけですが、当園ではこの冬よりタラノメの促成栽培を始めることにしました。去年からたらの木を増やし始め、まだまだ1冬フル回転させるには足りませんが、2年目の木を草刈り機で切り倒し、集めて作業場に取り敢えず収納したものです。これを駒木にし、10cmくらいずつに切って水槽内に立て、トンネル支柱でビニールを覆って、その空間を電熱ケーブルで暖めて、春が来たと思わせて芽を出させるという手法になります。

                  パイプハウスを使うのは雪害の危険が大なので、作業場で行います。あまり日照がなくても良いのです。


                  たら畑

                  これがたらの圃場です。11月26日に雪が消えた間隙を縫って切り倒しました。その夜からまた積雪だったので、危機一髪でした。畑では堆肥と鶏糞肥料しか使いませんし、薬剤もいっさい使っていませんので、施設でのふかし栽培時も含め、無農薬無化学肥料栽培です。ちなみに、環境保全型農業に対する助成の事業がありますが、たらは該当品目にないとの理由で却下されました。。。

                  電力を使うのには抵抗がないわけではありませんが、冬期ですのでやむを得ない心境です。電気代もかかりますが、幸い三相が入っているので、多少は安くつくはずです。

                  12月の末頃からふかし栽培を開始する計画で、まずこれからその施設を作らなくてはいけません。まずりんどうが不完全に終わったことは早く忘れ、来週からの実験室の仕事と、このたらの施設作りに気持ちを切り替えなくてはならないです。雪が降るのは仕方ないことだし、夏場の露地栽培に依存する形態から、多面的に組み合わされた営農形態に移行していかなくては、と強く感じている次第です。

                  促成栽培の施設作りについては、追ってまた掲載します。
                   
                  posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  オーガニックフェスタとジャズフェスタ
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                    オーガニックフェスタ

                    先週の土・日と紫波町に最近できたショッピングモール&セミナー室・ホール・図書館などが一体になった複合施設「オガールプラザ」にて、岩手有機農研が主催する大きなイベント「オーガニックフェスタinいわて」が開催されました。私は実行委員ではありませんでしたので、米やにんにくを有機農研の販売ブースに出展し、9/1の日曜日だけ、講演というかちょっとしたシンポジウムに呼ばれていたこともあり、参加してまいりました。

                    県内のオーガニックの関係者が一堂に揃う機会も滅多になく、多くの知人と再会できましたし、来場者も1万人に達したそうです。実行委員の方は想像を超えるご苦労があったと聞いています。本当に関係者の皆さん、お疲れさまでした。

                    オガールプラザの外庭に面した通りにずらり店舗が並んだ上に、中のホール部分にも出店がギッシリです。写真は、講演やライブのある2階への階段入り口の場所にいらした、「ローフード」料理を実演する教室「ミュクレ」(盛岡市津志田)を主宰する照井さんご夫妻のコーナーです。石鳥谷のパン屋さん「ルーツ」の竹田さんの紹介で最近お友だちになった方々ですが、ここでは当園の無農薬ブルーベリーを使ったドリンクを試飲提供され、また独自の感覚でセレクトしたドライフルーツなども販売されていました。

                    写真はブルーベリー&有機バナナ+モロヘイヤのジュースを注いでおられるところですね。

                    ご主人の照井光清さんは実は当園のすぐ近くの同じ町、同じ地区のご出身の方で、お盆には帰省がてら当園にもいらっしゃいました。「ローフード」(raw food)という概念は初耳でしたが、できるだけ加熱を避けて、生に近い状態で食事を摂ることを提唱する考え方で、照井さんの料理教室が東北や岩手では草分け的な存在になるそうです。この当日も後進のraw food資格取得者育成のために、出展のお店番と掛け持ちで、お忙しく奔走していらっしゃいました。

                    照井さんのraw foodの紹介については、ぜひご当人のサイトを見ていただければと思います。ブログもあり、今回のオーガニックフェスタについても書かれています。私もいつか訪れて、共に学びながら作り、いただくというスクールのメニュー体験をしてみたいと思います。

                    http://myucre.com/


                    私は農家として、なかなか「食材提供」以上のことはできませんが、このような料理サイドの方々と食や食材について意見を交わし、自分の仕事にフィードバックしていくことは大変有益なことです。岩手食文化研究会との関わりについても同じなんですが、このような若い新進気鋭の開拓者にあたる方が岩手の農業に新しい風をどんどん吹き込んで欲しいです。

                    raw foodはスローフードやロハスの考えと密接であるとともに、まさにオーガニックでもあるものです。当日、私たちは別室のシンポジウムで、「農業」という「生産物」を製造する単なる「職業」の一つという捉え方ではなくて、もっと「営み」の部分で消費者と共感できるような「生き方の共有」というのが「有機」の本質なのではないかというような議論をしてまいりました。オーガニックとはまさにライフスタイルを言い表す言葉と思います(raw foodもまたそういうことですね)。そういう主旨で今回のフェスタが今後の生産者と消費者のつながりに貢献してくれば、一過性でない、本当の成功です。

                    山村でも大資本に助成金が投入されて大手の業者さんが大型機械で大面積を耕す土地利用型の営農が増えています。そういう時代だからこそ逆に私などはもっと「手仕事的」あるいは「アート的」ともいえる要素を持った、こだわりの農業を振興していきたいと願う者の一人です。

                    ミュクレさんの活動に一層の期待をするとともに、当日同じ時間と場所を共有した有機栽培農家の方々が、確かに茨の道ではありますけれど、どうか末永く思いを全うできるように祈りたいです。私自身も含めて。。。


                    あずまねジャズ1

                    さてさて、この日9/1は、6月に西和賀デビューを果たしたお友だちである音楽家たちが「あずまね山麓オータムジャズ祭」にちょうど出演する日でありまして、幸い上のオーガニックフェスタがあったために、私も掛け持ちながらこちらの会場へも足を運び、ミュージシャンとの再会を果たすことができました。

                    もう何回目になるんでしょうか。定着したイベントですね。オガールのオーガニックから流れて来た人も多かったようで、同じ日に開催することは相乗効果でもありましょう。ピアノの富樫春生さんとDJのアラー氏はトロンボーン女性とで3名での参加。今回はオーボエの智香さんはバリ島に滞在中ということです。

                    また4年ぶりに再開できた「鮪」というお二人。わが家の子どもたちも大好きで車の中でCDを全曲歌えるようになっているご夫婦のユニットも、演奏こそ時間が間に合いませんでしたが、音楽談義というか農業談義に花が咲きました。「鮪」への参加者として広島から岩手入りしたいう雅楽器の方とは、懐かしい瀬戸内海の島の話ができました。。。


                    あずまねジャズ2

                    ここは6月にも子どもたちを連れて来たところで、ブログにも書きましたが、実に眺めの良い山麓で、良い場所です。お酒を飲んで草原に横たわって音楽に耳を傾けるも良し、子どもらと駆け回りながら(音楽の邪魔にはならないよう)過ごすも良し。うちの子どもたちには音楽よりも音楽家と走り回って、最高に楽しい時間を過ごしまして、帰りの車では即バタンキューでありました。

                    こういうアーティストとの交流もまた、オーガニックについて述べたことにつながります。アート的な農家というのは想像が難しいですが、手仕事的・職人的農家として、米あるいはむしろにんにく?に向き合い、良いにんにく作品を提供できる農家でありたいものです。

                    2つのフェスタで旧交を温め、新たな刺激も体感できた一日でした。

                    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    タイマグラを訪ねる
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                      タイマグラ1

                      平成10年頃でしょうか。何人かから『タイマグラばあちゃん』見た? と聞かれ、まだネット検索も一般的でなく、よくわからないがたぶん見た人が私の境遇を思い出すような映画なんだろうと思っていました。ちょうど上映会が岩手県内各地で行われていた時期でして、私が実際見たのは4、5年過ぎてからでしたが、ずっと頭の片隅に合った映画です。

                      作品は、北上山地の川井村の山奥に昭和20年頃に入植し(同じ町内からと思いますが)、ここでまさに自給的暮らしを送った向田さん老夫婦を追ったドキュメンタリー映画です。後に、この地に魅せられて若者が大阪から移住し、空き家を使用し民宿を開業して暮らし始め、さらここに嫁さんが来て子どもが生まれて、という次世代への継承も織り込んだものでした。確か日本で最も遅く電気が来たところだったでしょうか?

                      7月7日の日曜日(マーラーの誕生日です)、それを製作した澄川嘉彦監督さんに案内をされながら、岩手食文化研究会の例会として参加してきました。

                      写真は向田さんたちの暮らした家と作業小屋です。向田さん亡き後、いまは空き家というか、廃屋に近い状態になっています。そばにわき水があり、それでこの地に家を建てたのでした。「まず水だ」というシーンが映画にもありましたっけ。私の場合は先に家の候補地を確定し、その後に井戸を掘り、そして家を建てました(井戸掘りは大きいバックホーなので、家を建てる前の方が作業が良いのです)。縄文の時代より、まず水なんですね。


                      タイマグラ2

                      映画でもおばあちゃんが畑を耕していましたが、そこはいま、後に移住して入植した照屋さんという方が引き継いで、有機栽培の豆・野菜・雑穀類を栽培されておりました。私が住む沢内もかなり奥地ではありますが、奥地の中に開けた和賀川沿いの平坦な農耕地がそれなりに広がっています。それに比べると北上山系は平地が少なく、また地理的にも水田が難しい環境であって、農業で暮らしを立てるのは大変そうに感じました。もっとも雪は1mもないようで、耕作期間の長さは沢内よりは恵まれているのかもしれませんね。冬仕事のことを聞きそびれましたが、同業者として、何をされているか気になりますね。一層のご活躍をお祈りしたいです。

                      人らしき姿が映っていますが、これは全部カカシです。


                      タイマグラ3

                      映画にも登場した奥畑さんが営んでいる民宿でお昼を頂きました。『タイマグラばあちゃん』で味噌玉を作って吊るすシーンが印象的ですが、奥畑さん夫妻も自給生活の中で獲得した食文化を引き継ぎ、提供しておられます。奥で話をしているのが大阪生まれの奥畑さんと、島根県生まれの奥様です。

                      手前のテーブルにあるハーブティーとがんづき(隠し味の味噌が生きています)はとても美味でしたね(子どもたちはハーブが強くて飲めませんでしたが)。食文化研究会の研修ということで、味噌や、また映画でも登場していた小さいジャガイモを真冬に干して数珠繋ぎにしたものなど、食べ物の話が中心でありました。が、私にとってはこうしたおばあちゃんより引き継がれた食生活そのものよりも、この地よりメッセージを発するいま生きる方々の姿そのものに興味を覚えます。

                      タイマグラはこの映画でこそ有名になりましたが、この民宿の奥畑さんの弟さんは木の桶作り職人として、そしてその奥さんは草木染めを生業とされている方であり、先の農家の照屋さんと、映像作家の澄川さんを入れると4世帯が生活していることは、特に県内では割合と知られているのではないかと思います(もっといらっしゃるかもしれませんが)。

                      ある意味、新規移住者のシンボル的存在かもしれない。私は何をやっているのか、何のためにここに来たのか、時に自問自答する悩める日々をいまも送っておりますが、そういうとき何とはなしに思い出すのが、ここタイマグラに暮らす人たちですね。私にとっては。

                      繰り返しになりますが、向田さんという老夫婦の時代から次世代になっているわけですが、いま暮らす方々自身が主人公として発信されていく、暮らしのありようや心の持ち方、なりわいとなる産業面などなど、今後のメッセージに注目したいと思います。


                      浄土ヶ浜

                      さて7月はいつも研修旅行のラッシュになっていますが、7月2日には地区の福祉施設の役員たちと三陸に出かけてきました。宮古市の浄土ヶ浜には観光客も多く、遊覧船も盛況でした。ちなみにタイマグラもいまは宮古市(旧川井村)のようです。


                      浄土ヶ浜2

                      破壊された堤防の周囲で、復旧作業が進んでいます。見えにくいですが赤や黄色の旗が作業船のそばに設置してあり、採掘の目印となっています。


                      ひょっこりひょうたん島

                      大槌町の大きな被害を受けた地区にある公民館に寄りました。その入り口に陳列されていたひょっこりひょうたん島の人形です。このお話は大槌町の蓬莱島がモデルになっています。やや高台の建物にあり、ここからは役場を始め町の中心部が見下ろせました。基礎だけを残し更地になっている場所が多いですが、仮設型の店舗がポツポツと見られ、その新しい看板は目立ちますし、活気を感じさせられました。

                      子どもたちは3連休まっただ中です。強いリクエストもあり、明日の海の日は仕事を休みにし、海に行くことにします。高田の一本松を見て、海辺での水遊びや魚釣りも少ししてみたいと思っています。天気がぐずついていて心配ですが。。秋田では洪水も起きているようですが、ここ沢内はこれまでも書いていますが、いったん降り始めると、雨も雪も止まらなくなり、1週間連続することも決してまれではありません。今回もこの三陸研修に行った7月2日の確か翌日から始まって、10日以上雨が連続しています(途中半日くらいの中休みはあったかもしれませんが)。

                      なので、関東以西の方には申し訳ない気もしますが、ここ数日は肌寒いくらいの涼しさです。盛岡等でも半袖では寒いのではないかと思います。いつも書いていることですが、南の暑さと日照を分けてほしいですね。極端な二極化傾向は、気象および政策?の両面でこれから一層進むことを覚悟しなくてはいけません。

                      タイマグラといえども経済社会の影響を受けないはずはありませんが、彼らのライフスタイルを見習いつつ、確固とした暮らし方のスタンスと自給力の強さを持っていることが求められる時代と言えそうです。

                      posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |