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奥羽の山里農村いちば
▼当園のメインサイトです

奥羽の里、岩手県西和賀町内で耕す暮らしを営んでいます。日々の山村のスケッチや、農産物の販売も行っております。

奥羽の山里からの農村通信
▼新規就農のレポートです

奥羽の里へIターン移住し、住居を構え、井戸を掘って農業を開始した1996年〜2000年頃の日常を綴ったページです。

            
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農業担い手サミット(岐阜)に参加しました
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    高山懇親会

     

    積雪期直前で、りんどうを中心に秋の片づけに追われるさなかの11月9〜12日の4日間、農業担い手サミットへの参加ということで3泊4日の大きな旅行に出かけてまいりました。いわゆる認定農業者を主体に行われる全国集会で、数千人が会する大規模のイベントでした。

     

    全大会の主会場は岐阜市内の大きな体育館で、ステージイベントをメインとする2時間の催しが行われ、撮影はできませんが、農村の四季を歌った詩の朗読(紺野美沙子さん)に合わせた、歌と踊りと映像によるステージは大変素晴らしく、見ごたえのあるものでした。

     

    この全大会イベントは皇太子ご夫妻もご参加ということで、警備も厳しく、今回の参加受付についても2か月も前から確定し、以後の参加者交替は一切認めないというものでした。特に希望しての参加ではないのですが、他に参加者が少なく、やむを得ずといえばやむを得ずの参加だったのですが、しかし後の分科会も含めイベントとしては用意も周到で、大変手応えのある数日を過ごすことができました(主催者の準備にかかるご苦労は大変だったと思います)。

     

    岩手からの参加ということもあり、前と後ろに1日ずつ日程が増え、負担も大きかったですが、サミットとしては、10日の全大会の後、その日のうちの分科会会場へと移動し、夜の分科会会場での懇親会(写真)、そして翌11日の午前の分科会と昼食会、そして現地での散策(観光)で終了、というものでした。

     

    写真ステージにはちょうど岐阜の関連ゆるキャラが登場しているところで、私が参加した初日夜の高山市での分科会のセレモニー部分です。足りなくなった名刺を取りに部屋へ戻る途中に撮った1枚です。市長の挨拶とかの後だったでしょうか。岐阜の特産品紹介といった場面ですね。

     

     

    飛騨牛コーナー

     

    さて、時間的には先立ってになりますが、初日の岐阜市内のメイン会場では、午後からの全大会の前に、岐阜の農畜産物をふるまう試食コーナーが午前中行われ、賑わっていました。写真は飛騨牛のステーキのコーナーで、行列をなして焼き上がりを待っています(すべて無料です)。その他には岐阜といえば長良川の鮎ということで、鮎の味噌仕立ての汁も流行っておりました。

     

     

    黒にんにくコーナー

     

    黒にんにくのコーナーもありました。乾燥スライスにんにくも見えます。六次化推進の波で、写真の例もですが建設業界がこうした部門に参入し、補助金も動いているのでしょう、大規模の設備投資で時代の波に乗ろうといった雰囲気が伝わってきます。専用の大型製造機で何十日もかけて熟成しているそうです。同じ品目でも、われわれ小規模農家は別発想で住み分けをしていかなくては、ということを学ばされますね。

     

     

    ほうれん草収穫機

     

    さて2日目午前の分科会ですが、認定農業者のサミットということで、見学先の農家さんはいずれも規模が大きくて、すぐに参考になるというものでもないのですが、知見を広めるに無駄はありませんしね。ほうれん草農家を訪れましたが、バインダーのような収穫機で、見事にほうれん草を切り集めており、圧巻でした。少し地面に入り込んで、ベストの箇所を切り取るのですね。値段にもびっくりでしたが、手で収穫して行く手間と比べると、何百倍? ですね。ほうれん草は大規模化が行き詰まってきているそうで、この装置の導入がなくてはほうれん草専業も厳しい状況にあるとのことでした。

     

    当園でもほうれん草はやったことがありますが、夏場は収穫後のしおれもあって、午前中の限られた時間内に収穫を終えなければなりません。いまの時期よりもむしろ夏場には強大な威力を発揮する助っ人に思いました。

     

    ちなみに、冬場は高山市も結構な積雪とのことで、ハウスのビニールは外され、作業としては菌床椎茸に切り替わるそうです。

     

     

    普及員

     

    移動はほとんどバスでしたが、地元の普及員さんがいろいろと解説してくれました。すべての方がというわけではないでしょうが、この普及員さんはとても熱意を感じられる方でして、われわれ農家としての関心事のツボにはまった解説・紹介を淀みなく語っていただきました。こういう力ある専門家のバックアップがあって産地も維持され、農家も安心して生産できるわけで、当園ではりんどうがその部門になるのですが、逆に言えば個人販売している部門というのは全くといっていいほど自分で悩みながら試行錯誤していくしかないということでもあり、道なき道でもあるわけでしょう。。

     

     

    高山朝市

     

    3農家+農協出荷場の見学で分科会のスケジュールを終え、昼食会場に向かう途中です。終了時間直前の高山市の朝市を見て、少し買い物もしてきました。赤カブの漬物が特産とのことでした。

     

     

    古い町並み

     

    昼食後、帰路へのバスが出発するまでの約1時間、高山市内にある古い街並みと呼ばれる通りを散策しました。外国人がとても多かったというのが第一印象です。高山は観光都市ですし、お隣長野県の信州大学で4年間松本市に暮らした者としては、この北アルプスを挟んだ隣の高山市というのは、松本と雰囲気が似た街としてずっと気にかかる存在というか、行って見たい場所でした。それもあって今回の担い手サミットに参加したのでした。

     

     

    飛騨牛にぎり

     

    飛騨牛のにぎりという店に行列ができていました。値段もそこそこしましたので、私は飛騨牛コロッケ(200円)にしました。

     

     

    ひつまぶし

     

    さて、その高山市での見学を終え、名古屋市まで戻って、そこで最終日を過ごし、居酒屋で手羽先や串カツを食べました。翌日は午前中、自由時間ということで美術館などを散策し、昼に岩手の研修団としてひつまぶしを食べて、新幹線で東京へ、そして盛岡へ戻り、夜8時半に沢内へと帰ってきました。

     

    出発した11月9日は西和賀は大雪となり、50センチを超える雪がまだ刈り取りを済ませていないりんどうに覆いかぶさって、雪で押され、無残な姿となっていました。ちょうど旅行中は雪で作業ができなかったので、旅にはちょうど良かったのかもしれません。戻った翌日13日には雪も解けてりんどうの片づけを再開でき、べたっと押されて草刈機で刈れない茎を手で一本一本地際で折り取りながら、片づけ作業を進めました。

     

    今年は廃園するりんどう圃場がなかった(マルチ剥ぎが大変な作業です)ことも旅行参加の理由でありましたが、2年生3年生の生きのいい圃場が多く、りんどう残茎の片づけには非常に時間を要し、昨日26日の午後3時に完了しました。

     

    そして、その後、ようやく放置していた稲のハセの横棒(ホケ)の収納に着手でき、ちょっと進めたところで暗くなって終了。本日雨ですが、ハセの片づけをこれから頑張ります。

     

    残る作業はこのハセの片づけと、たらの木の伐採と作業場への搬入、そして片づいたりんどうの畝間に堆肥を配ることです。12月1日から盛岡での土壌分析の勤務がスタートするので、もう何日もありません。。堆肥作業は来年とし、たらの木を優先し、運び終えた軽トラックは早めに洗浄し、ガソリン満タンにして、運搬車(キャリア)を荷台に載せて、作業場に収納して春まで格納する段取りにすべきでしょうか。。。

     

     

     

     

    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 08:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    稲の外作業が終わりました
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      稲扱き後

       

      稲刈りの頃は不純だった天候も、ハセ掛け中は比較的好天に恵まれ、秋の高気圧や大陸からの乾いた強風の助けもあって、稲の乾きは近年の中でも最上の出来になっているようでした。

       

      写っているように稲扱き後のハセを片付けなければいけませんが、まだしばらく手付かずで残りそうです。不意の積雪があっても可能な空中の作業は後回しにできます。りんどうの刈り取り・片づけなど、地際戦から終わらせなくてはいけませんね。

       

      毎年10月20日頃がいちばんの紅葉の時期になります。たらの木も紅葉が進み、まもなく一気に落葉し、穂木の刈り取りの作業が近づきます。

       

       

       

      ハセ組み

       

      諸々の作業の合間に、慌ただしく稲刈りの準備をします。稲刈りに先立ってのハセを組む作業はいつも大変で、子どもたちも年中行事として一緒にやってくれています。ハセ組みにまる1日、片づけに半日という感じでしょうか。

       

       

      賢平バインダー

       

      今年の稲刈りでは小5の息子がバインダー作業に挑戦してみました。まずは小麦用の1条で練習し、次いで2条でもやってみました。真ん中辺りだけですが。。

       

       

      ハセ掛け

       

      当園では立っている柱は全て使用し、多めにハセを組んで、1段に1束ずつ余裕を持ってかけていくやり方にしています。下の2段などは稲を2束(2段)ずつ掛ける方式が主流ですが、柱も古いし重くなると風で倒れやすいだろうし、そして何より乾きやすいだろうという理由で1段に1束にしています。

       

       

      稲刈り2016

       

      9月に蒔いた小麦も発芽しています。こちらひとめぼれは10月10日に刈り終えました。

       

       

      にんにく植え

       

      稲刈りに続いては、にんにく植えです。ホワイト六片は何としても早植えが必要で、稲刈りと並行して10月第1週までの終了を目指し行っていましたが、こちら写真の八木と八幡体系は、春まで芽が出ない品種ということもあり、後回しとなって、ホワイト植え付け後、10月25日までかかって植え終えました。子どもたちが写っていますが、そういう時しか写真も撮りませんで、いつも手伝ってくれているわけではありません。

       

       

      ブルーベリー紅葉

       

      ブルーベリーも紅葉が進んでいます。去年今年と「アーリーブルー」を定植しました。7月中の時期に集中的に多く採れるよう、しっかり管理していきたいものです。

       

      稲扱きとにんにく植えが終わり、切り花りんどうも今朝の出荷を最後に終了となりました。11月に入ると上旬には地区の旅行と、認定農業者の研修旅行(サミット)で岐阜に出かけ4日も家を空けなければなりません。幸い今年は廃園にするりんどう圃場がないので、マルチを剥がしたり支柱を抜いたりの作業は免れます。次年度も採花する畑の片づけがもっぱらの作業です。それが終わるまでは雪が積もらないでほしいです。

       

      今日の夕方暗くなってきた頃に、籾摺りを行う予定です。一番最初に脱穀した17%水分米から出荷を始めます。これはやや高い水分ではありますが、これからの寒くなってくる時期においては全く貯蔵上の問題はなく、そのみずみずしい新米らしさに好評を得ていて、続けています。通常の農家は一度の出荷で一年分全てのお米を農協に出すことから、一律15%以下にするという規定で乾燥機で乾燥させていますが、これは来年の梅雨時期から盛夏にかけての品質保持のためと言えます。すぐ食べる分には高水分の方が美味しいし、夏用に出荷する分は当園ではハウスの中で雨に当てずにハセ掛け乾燥させており、今年は条件も良くてその分は15%を切っております。

       

      外のハセ掛けの第1次(17%)、第2次(16%)、ハウスでの第3次(15%)の3段階の脱穀を行なっていて、全体の3/5くらいを16%が占め、秋のいまの時期のみ17%を、そして6〜8月の時期に15%を出荷するという計画にしています。

       

      本年のお米も宜しくお願いいたします。

       

       

       

      posted by: 渡辺哲哉(園主) | 野良仕事 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      雪国のシューズボックス
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        シューズボックス1

         

        当園のホームページでも一部作品を掲載している、子どもたちの片袖机を作っていただいた町内の木工作家竹澤直樹さんに、下駄箱を作ってもらいました。家を建てたときに大工さんに市販のものを取り付けてもらっていましたが、重量感がなく、ずっといい物が欲しいと思っておりました。最近引き戸の具合もよろしくなくて、思い切って制作をお願いし、お盆休みに搬入していただきました。

         

        世界に3台しかない17年前の設計の下駄箱で、ブナの無垢材になります。下駄箱の天板というのは、一時的な物置き場として、ハンコを着いたりする場として、何かと存在感のある場所と思っていました。そこをしっかりした板で作ってもらいました。特徴ある棚の戸や、左側面の作りも気に入っています。前もって寸法を測ってもらい、ブナ材で作ってもらえて、嬉しく思っています。

         

         

        シューズボックス2

         

        一段ずつ、戸が上に折れ曲がって開閉できるタイプの設計で、90度曲がるためのビスが内蔵されているのですが、これも木で作られています。万一このビスが壊れた際の修理のために、接着剤を使用しない組み立てになっております。もちろん、片袖机のときと同じく釘は不使用です。ちなみに、片袖机についての記載はブログのこの2か所で紹介しています(▶上の子2人2台▶下の子の机)。

         

         

        シューズボックス3

         

        一番下はこのように長靴などを地べたに置いて、戸だけが付いているという形です。日々長靴をその都度下駄箱に締まったりしませんし、冬などこの戸は開けっ放しにしておきます。置くのは直接のコンクリだし、靴底の雪や水分が下駄箱を汚すこともありません。この辺りが雪国らしさを感じさせる気がします。

         

        狭い玄関スペースですが、充実感を覚えております。

         

         

         

        彼岸りんどう

         

        さて、本業の方ですが、彼岸りんどうから極晩りんどうへと移行しています。今年はお盆も彼岸も大幅な前進出荷で、肝心の最需要期に物流が少ない、という大変なシーズンです。夏秋とも出荷量のピークが需要期でないときに来てしまうので、価格が暴落し、ほとんど手取りがない状態になるわけで、りんどう農家としては落胆しかありません。これだけ汗して働いているのに。。

         

        ただ彼岸需要期については、当園では、彼岸に続く次の品種が前倒しにより彼岸需要期に当たってくれたため、需要期にも出すものはたっぷりあったのですが、その前の暴落期に大量に出した低価格を取り戻すには至りません。

         

        いずれ20日の出荷で彼岸需要期も終わり、現在また値段は下降しています。

         

        写真は「いわて夢みのり」といって、通常9月25日頃にピークが来る品種で、彼岸需要期後の出荷ですから、去年など本当に安くてやる気を削ぐ品種でもありました。が、今年は需要期にかぶってくれて、ああ植えておいてよかったな、という感じでもあります。通常、西和賀は大家族農家が多くあり、昨今は集落営農などで、1軒あたりの規模が大型化する傾向です。こういうスタイルの人たちは、人海戦術ですからお盆と彼岸の値段のいいときだけを狙った品種を大量に作付けする傾向となります。加えて彼岸期以降は稲刈りとぶつからないよう、10月以降出荷のものに絞るようです。反面、当園のように1人農業をやっているような零細農家では、モノ日だけに大量には出せないので、細く長く、いつも途切れなくというスタイルの植え方をしています。稲刈りやにんにく定植とかぶりますが、規模が小さいので小回りが利きます。今日も安くなり始めたりんどう採りを犠牲にして、小麦を蒔いています。

         

        値段が良いときもあれば悪いときもある。そのこと自体は不変なので、年間を通じてコツコツ地道に出荷していれば、どんな年でもりんどうは安定した収入が確保できる品目でもあります(今年は極端でちょっと異例ですが)。お盆と彼岸だけに特化して儲けようとすると、今年のようなことになってしまい、安いときだけしか出せなかった、ということが起こります。大きな人件費を抱える大型農家ではそれは経営をぐらつかせる要因になり、リスクです。いずれ今年のりんどう平均単価はすごく低くなるであろうことは間違いありませんね。

         

         

         

        小麦蒔き溝

         

        りんどうの出荷は続きますが、小麦播種・にんにく植え付け・稲刈りという最大の繁忙期に入っております。その準備がまず大変です。小麦畑はトラクターの尾輪で蒔き溝を作り、そこに手で蒔いていきます。トラクターで耕起するにも耕耘幅をダブらせながら溝を作っていくため、通常の耕起の2.5倍くらいの時間を要します。が、鍬などで溝を掘っていたら、もっと膨大な時間がかかりますし、トラクターは乗車しているだけなので、楽でもあります。中ほどに畝の広い部分が見えていますが、これは最後に耕耘した場所で、最後は狭く尾輪をつけることはできないので(これがロータリーの幅)、長靴等で踏んで跡をつけ、その溝に蒔いています。

         

        その他、にんにくについては、7月の収穫後に米ぬかを投入して耕起、8月の下旬には堆肥と苦土石灰と豚糞を入れて2回目の耕起、そしてこのほど先週の木曜日ですが、最終耕起し、畝立て機で畝立てしました。現在時間を見てマルチを張っています。

         

        稲の方は、稲刈りに先立ち、ハセを昨日から組み始めています。いずれ本作業に着手する前の準備作業に追われていて、逆にストレスになります。あれこれが同時進行で、てんやわんやですね。本作業が開始すれば、少し落ち着いた気持ちになりますが、先立つ段取り作業が肝心です。。それら秋作業はまたお伝えし、今回はまず雪国シューズボックスのご紹介をメインの話題とさせていただきました。

         

         

        posted by: 渡辺哲哉(園主) | 日々の暮らし | 07:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        夏が終わります
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          水族館

           

          夏が終わり、昨日から秋になりました。岩手県内で大きな被害をもたらせた台風もこちらでは全くと言って良いほど影響もなく、翌日から残暑が戻ってきています。それにしてもだんだんと被害の拡大が報道されてきていて、衝撃を深くしています。

           

          8月は光ケーブルが切れてしまうという事故があり(室内で)、2週間もの間、電話とインターネットが繋がらないという状態が続いていました。連絡をつけてケーブルを発注するのに1週間、そしてケーブルが到着するまで1週間を要しました。時々家内の携帯からメールサーバーを覗いたりしていましたが、画面も小さく、返信メールを打つのにも大変な苦労を感じました。

           

          その間、ブログはおろか本体のサイトの方も更新ができないでいましたが、まず小麦の脱穀が終わって選別もすみ出荷できる状態になったことと、お盆過ぎからと言っておりました「黒にんにく」も仕上がってこちらも販売が可能になったことを、回線復旧後、すぐに更新してお知らせ申し上げました。本年作もどうぞ宜しくお願いいたします。

           

          さて、子どもたちも夏休み後半となる8月10日ですが、仙台に今年新しくできた「うみの杜水族館」に出かけてきました。ふだん8月10日というとお盆出荷のりんどうの最盛期であり、とてもお出かけの余裕などあり得ないところですが、今年は大幅に前進化し、1週間前の8月5日頃に最大となったため、ちょっと農家としては残念な夏になってしまいました。翌日の11日は山の日ということで祝日であり、その後はお盆ということで、10日しかないなと思っていて、行ってきました。

           

          入り口からすぐ隣のエリアの大水槽がいきなり眼前に広がり、これは大迫力で見応えがありました。

           

           

          イルカショー

           

          イルカショーもまた大迫力で、これも大満足です。陳列の点数も多く、午後2時〜6時までたっぷり4時間をこの水族館で過ごしました。

           

           

           

          銭湯

           

          仙台旅行なので、帰りは遅くなりますし、仙台市内で事前に検索していた銭湯に入ってきました。温泉や新しいタイプのお風呂は結構あるのですが、この昔ながらの銭湯は探すのに苦労します。20年前に東京にいた時は三軒茶屋界隈にごく近いところで3軒ありましたが、いまはどうなっているでしょうか。盛岡でも減っています。

           

          子どもたちには、「テルマエ・ロマエ」で理解されているところです。腰に手を当ててフルーツジュースを飲みました(1本130円でした)。

           

           

           

          ぐりとぐら

           

          水族館に行く前になりますが、宮城県美術館で「ぐりとぐら展」を見てきました。ぐりとぐらの原画でして、点数も多く、結構上の子は保育所で読んでいて知っている本が多かったです。宮城インターを降りてすぐにトンネルの直進道路があり、それが終わったところに美術館がありますが、このトンネルがかなりの渋滞で、しかもその後に美術館に行くために結構な大回りを強いられたりし、時間を使ってしまいました。

           

          なお、この美術館から水族館までの道も簡単ではなく、道を知らない旅行者にはナビの必要性を大いに感じたところです。後半慣れてきて、水族館から銭湯までは地図をキッチリ把握してその通りに到着することができましたが、美術館から市街地を経て水族館方面へ向かう道へ辿り着くのには苦労しました。

           

          帰宅は11時頃になりましたが、まあ楽しい夏休み旅行となりました。

           

           

           

           

          熊被害

           

          ケーブル断線で夏の報告もいろいろ遅れております。町道沿いにある軽自動車用サイズの小さい車庫なんですが、夏場はいろいろ物入れとなっていて、りんどうの出荷ポイントにもなっています。8月9日早朝、ここに入れていた豚糞を熊に食われるという被害が起こりました。簡単な小屋ですが、波トタンの外壁のつなぎ目をベリベリと剥がして、手を伸ばし中の豚糞を外に引っ張り出そうということでした。剥がされたトタンの内側には縦横に組んだ垂木が邪魔をして体は入れなかったはずですが、よくも手が届いたものだというくらい、内側に置いたものまで掻き出して悪さをした様子がありありと残されております。。

           

          しばらく前に北上市に出た際に買って置いておいたもので、臭いも結構していましたので興味を引いたのでしょう。あまり長期間置くのは良くないと感じました。

           

           

           

          麦脱穀

           

          お盆の仕事は何と言っても小麦の脱穀です。今年は最多品種となり「南部小麦」「アリーナ」「コユキコムギ」「ライ麦」の作業となりました。

           

           

          麦選別

           

           

          5年前くらいまで稲に使っていた小規模の籾摺り機を小麦の選別専用として使用しています。小麦はハーベスタでの脱穀時に既に玄麦として集められているので、一緒に混じっている茎や穂の殻を取り除くことが作業内容になります。機械に備わっている再び回収してインペラにかけるための戻りのパイプが詰まりやすいため、取り外しまして、手前の樽で受けています。ワンチャンスの選別作業になり、これを2回繰り返します。奥の方の樽には綺麗な玄麦のみが集められますが、1度の作業工程では残茎などはまだ残っているので(それが手前の樽)、それを2度目の工程にかけるという作業です。これで、ほぼ綺麗な玄麦のみが入手できるわけです。

           

           

           

          南部小麦玄麦

           

          集められた南部小麦です。既に古い品種の部類になる南部小麦で、最近は新しい品種に押され作付けも減っているようです。農家としては新しい品種ほど以前のものを凌駕している、より上位の品種と考える傾向がありやむを得ない面もあります。収量も高く穫れたり、病害虫が少ないなどの利点があれば、それが正論でしょう。

           

          とはいえ、南部小麦は岩手の食文化に根ざした伝統ある品種であり、当園のサイトでもやはり注文は多くいただきます。中力の粉になりますが、味わい深いものを感じています。

           

          玄麦でのご注文が多いですが、秋から冬にかけては盛岡方面へ出る機会も多く、すぐれた製粉所がお隣雫石町内にありますので、製粉希望の方は小麦粉としてもご注文いただけたら、お時間は頂戴いたしますが、対応させていただきます(1kgあたり約100円の製粉経費の実費は別途いただいています)。

           

          ちなみに、雫石の製粉所「高村製麺所」は昔ながらの製粉機で、小ロットにも対応してくれて、かつ品質も素晴らしいと思っています。頼んだ小麦粉は精白した小麦粉とフスマとが別袋に分けられて出来上がってきます。両者をお好みで混ぜて全粒粉にしていただくのもよろしいかと思います。ちなみにフスマの比率は15%以上もあり、お米の米ぬかよりは若干多くなっています。

           

          それにしても、岩泉の被害がどんどん拡大していて残念な気持ちでいっぱいです。春に訪れてブログでも紹介した安家洞のある安家地区も孤立があるようですし、お昼を食べた道の駅岩泉のあたりはまさにグループホームがあった地区になります。今日のニュースでは、あの「龍泉洞」は水が中から逆流して入り口から外へ溢れ出ているという途方も無い事態になっているようでした。数年前(震災の年)の夏に、確か電飾設備が新しくなったという頃に出かけましたが、その照明の設備もダメになっていると想像されます。

           

          安家洞についてはまだニュースは聞いていません。入り口はちょっと高台だったので、こちらは被害はなかったかもしれません。そう願いたいです。とはいえ観光地よりも人や住宅の方が心配です。

           

          posted by: 渡辺哲哉(園主) | 日々の暮らし | 13:31 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
          盛夏前に、にんにくと小麦、ブルーベリーの収穫
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            ホワイト六片

             

            7月に入り、今年もにんにくと小麦の収穫、そしてブルーベリーの出荷に追われ、諸々の草取り作業、草刈り作業と併せ、いつもながら大変忙しい日々を送っています。懸案のにんにく掘りもまずは無事終了し、乾燥ハウス内で、ほぼ乾燥が終わろうかという段階になっています(7/29現在、重量25%減)。

             

            まずこちらはホワイト六片になります。日本を代表するメジャー品種であり、青森の名産となっている品種ですが、まず風土の近いここ岩手の地でも無事育ってくれたようです。Mサイズのご注文が多いですし大玉を作りたいのは山々なのですが、大きめのものは種にもしなければならず、量的にやはりSが多くなります。。。

             

             

            八木

             

            こちらは、左側に県をまたいで隣の町、横手市に合併した旧増田町八木地区の在来種「八木」です。今年は割と大きいものが採れましたが、それは全量種に回さなければならず、当面出荷はS品のみとさせていただく予定です。秋に植え付けが終わった後に、Mクラスの出荷も多少できればと思っています。八木はホワイト六片と異なり種用ににんにくを気軽に購入することはできず、100%自種で植え続けています。

             

             

            八幡平

             

            こちらは、「八幡平系」になります。「八幡平」は岩手のほぼ唯一の在来種として伝統を有するにんにくですが、なかなか大きくならず、結果、量産が難しい品種でありました。比較的良いものを揃えて撮りましたが、今回は以前よりは良く穫れており、今後絶やさずに、当園なりの選抜をしていきながら、良質で作りやすいにんにくにしていきたいと願っているところです。

             

             

            茎切り作業

             

            畑で掘ったあと数時間寝かせて少し乾燥させた状態で作業場に持ち込み、今度は夜なべ作業で茎切りを行って、この時点でMとS、種、ハジキものを選り分けながらコンテナに入れます。

             

             

            にんにく乾燥中

             

            これを10kgずつにんにく乾燥ネットに移して、乾燥ハウス内のハセにネットを2つ折りにして掛けて乾燥させています。乾燥ハウスは屋根ビニールの上に遮光ネットを掛けて光をマイルドにし、急激に温度が上がらないようにしています。黒いコンテナには種用が入っています。

             

            10kgが7kg程度になったとき、乾燥は終了とします(7月31日の予定)。

             

            そのあとは、種用を除き、-1度の冷蔵庫に入れ長期保存に向け貯蔵します。種用は冷蔵しない方が良いとの説があって、常温の作業場に入れて、9月下旬の植え付けに備えます。このことから、もし種用にお求めの際は、今月中にご注文をくださいますと、冷蔵庫に入れないような措置ができます。

             

             

            南部小麦

             

            さて、にんにくと併せて、小麦も刈り取りをしました。これは南部小麦専用に確保した10アールの畑です。やや離れた場所にあり普段あまりこないため、管理不足は否めません。。雑草にもやられましたし、鳥害なのでしょうか。穂の部分が切り取られてなくなっているものも散見され。。

             

             

             

            コユキコムギ

             

            こちらは、コユキコムギ。右にはイワテヤマナシを植栽しています。2列ほど大麦を蒔いてみたのですが、虫か、鳥か、穂の部分がちょん切られて、全滅です。背丈も取れませんでしたし、大麦は多雪地帯では合わないのかもしれません。ご飯に混ぜて炊くための要望を受けて試してみたのですが、残念な結果でした。ファイバースノーという品種でしたが。。

             

             

            ライ麦畑

             

            こちらはライ麦です。約3アールの痩せた石カラの畑で、何を蒔いても背丈が取れず小麦もバインダーにかからないほどのミニサイズで手に余していた畑でしたが、ライ麦は大丈夫でした。しっかり育ってくれ、無事収穫に至りました。ライ麦は歴史の深い麦になります。小麦なども品種改良が盛んですが、当園では古くから栽培されている品種の方に力を入れたいと思っていて、南部小麦やゲオルグ・シュトルム神父のアリーナなどにこだわって栽培を続けています。

             

             

            ライムギハセ掛け

             

            南部小麦の面積がやや増えたこともあり、乾燥ハウス内に全ての麦を掛けることは無理となり、ライ麦だけ、外のハセに掛けました。雨よけのビニールを掛けてやります。

             

             

             

            アーリーブルー

             

            最後に、ブルーベリーの様子です。去年のような大雨も毛虫の害もなくて、まずまず、ほどほどに実をつけてくれています。お伝えしておりますが、7月に採れる「アーリーブルー」を増殖し、全体の半分をこの品種にと改植をしていまして、その去年と今年に植えたアーリーブルーは未成熟の未収穫樹であるために、まだ8月のブルータ・ブルーレイが主役になっていて、これからがメインの収穫となります。

             

            既にご注文いただいた量で手一杯になっており、今年はこれ以上のご注文を受けることはできないのですが、来年以降、少しずつアーリーブルーが成熟し実をつけてくれ、収穫量が右肩上がりになっていくことを期待して待っています。

             

            切り花りんどうの出荷が例年より前進して出荷が始まっています。需要期前で価格は低迷しており、逆に最需要期の来月10日頃には物流がなくなるのではとも心配されます。

             

             

            ブルーベリー採果

             

            いろんな作業が同時に求められ、体一つでは追いつきません。唯一、夏休みの子どもたちにブルーベリーの採果を委託し、それ以外の管理作業やにんにくの皮むき作業をこなしながら、現在のメインの作業であるりんどうの出荷に立ち向かっております。多くのりんどう農家が思うと同様、早く値段が上がってくれることを願っております。

             

            当園のブルーベリーは無肥料の自然栽培になりますが、その限られた少量の実をカラスが容赦なく狙ってきます。今年は5匹連れの徒党がわが家の近辺をぐるぐる徘徊し、ブルーベリーにも目をつけています。対策として、採果期のみですが、釣り糸と3Dホログラムテープなるもの(ネットで購入)を張り巡らせています。釣り糸だけでは糸のない場所を選んで侵入してきましたので、3Dテープで増強した次第です。

             

            パラソルとキャンプ用の机も園内に設置していますので、子どもたちにここで見張りを兼ねながら宿題や読書をやってもらおうという計画です。

             

             

             

             

             

             

            posted by: 渡辺哲哉(園主) | 作物の様子 | 13:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            田植えが終わりました
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              田植え2016

              田植えが終わり、比較的好天に恵まれて早苗も順調に育っています。今年もまずひとめぼれから、5月21日でした。1枚終わって次の田(写真)へ移動したところ、計算通りに水位が下がっておらず、少し待機という状態。。。実はこのあとエンジン不調でプラグ交換だろうかと機械屋へ走り、まずこの田は無事植え終わりましたが、古い機械でもありましたし、次の「いわてっこ」の品種から結局中古ながら田植え機を購入するという結果になり、この田がこの古い田植え機最後の仕事場面となりました。

              次の田植え機については来年の田植えでご紹介いたしますが、この購入した田植え機では歯車の交換により苗取りの回数を通常の26回から20回へと変更できました。また坪あたりの株数設定も50株に変更し、来年に備えることができたのですが、今年のすぐの田植えでは間に合わず、欠株の多い、補植に手間取る田植えとなってしまいました。

              写真苗で見ていただければわかりやすいですが、30cm幅の苗を、普通の厚蒔きの苗箱では26回で取り終えて、方向を変えて次の段に進んでいくわけですが、26回では薄蒔きでは欠株が出てしまいます。同じ30cmを20回で掻き取ってくれることで、薄蒔きでも爪が取ろうとした場所にちゃんと苗が存在している、という理屈になります。1.5cmの面積を1回で掻き取ってくれるということですね(26回では1.15cm)。

              坪あたり数を減らすことで(50株)、次の苗との間隔が空くということになり、条間の30cmは変わりませんが、風通しや日当たりも違ってくるということで、自然栽培、有機栽培の人が常識的に行っている設定になります。


              代かき2016

              こちらは代かきの時の様子です。1度目はやや深めに、そして中2日あけて2回目はやや浅く、合計2回行います。


              除草機掛け後

              そしてこちら、田植え後の初のエンジン除草を掛けた後の田になります。10日に1度のペースで続けられればいいのですが、このペースを保つのは至難の技です。。


              アーリーブルー定植

              さてブルーベリー園ですが、去年から極早生の「アーリーブルー」を増やしております。去年やや大きめの苗木を2本植え、そして今年は2年生苗4本を定植しました。アーリーブルーは9本になりました。昔からある品種ですが、品の良い風味が気に入っております。極早生とはいえ当地では7月下旬に実が熟すので、注文を多くいただくこの時期に集中して出荷できるようにしたいとの思いで、改植を進めました。晩生の「ジャージー」を2本希望者に差し上げましたし、また生育のよろしくないものも別の場所に植え替えたりして、アーリーブルーのための場所を作っています。あと極早生としては「プル」の苗木も2本植えており、極早生で11本、そして早生の「ブルータ」と中生の「ブルーレイ」、晩生の「ジャージー」の3種で11本の、計22本になります。が、若い木が8本で、これらが本格化するまで3年はかかりそうです。



              ブルーベリー園2016

              そんな感じで改植作業は終了し、あとはいま植わっている木を上手に管理してくのみです。最初の園地草刈りを終え、さっぱりしました。田畑への行き帰り時などに足しげく通い、とにかく枝に触ったり混んでいるところを整理してやったり、毛虫を捕ったり(今年は少ないです!)、見守ってやることが大事かと思っています。

              自然なというか放任栽培は果樹では当たらないという話も学びました。剪定もせずに野生で放任された、いわゆる自然状態のブルーベリーというのは存在しないのだそうです。人が剪定し枝を刈り込んでやることで花芽を着け実をならせるのが大多数の果樹だということのようです。ただ写真奥の上の方に見えておりますのは6本植えたイワテヤマナシですが、これは通常みなさん庭木では放任状態かと思います。あまり巨木にしないための外周の剪定は考えていますが、それ以上に手をかける必要はないような気もしています。こまめな剪定により実が大きくなるとか、そのようなことはないような気がするのですが。。

              ブルーベリーを中心に、少量多品目の果樹栽培を進めていて、その様子などもお伝えしていければと思っております。

               
              posted by: 渡辺哲哉(園主) | 野良仕事 | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              農繁期前に家族で安家洞探検
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                安家洞1

                りんどうの芽かき作業が山のように眼前に横たわり、合わせて代かきを進めて田植えの準備、新しく植えるりんどう畑の施肥・耕耘・畝立て作業、と5月の10日代(10〜19日)はいつも春の最も忙しない時期になります。田に水を入れてしまうとりんどう予定地の田に漏水が大いに起こりうるため、まずはりんどう予定地から離れた田の代かきのため作業機を代かき用にし、りんどう近くの代かきの前にいったん耕耘ロータリーに付け替えて水漏れ前にりんどう畑を作ってしまおうと、面倒ですが慎重に作業を進めております。

                が、この3日ばかり原因不明の体調不良で(風邪でしょうが。。)体がキビキビ動いてくれず、休み休みの能率の悪い作業展開となっています。。計れば熱もあるのでしょう。冬場に時々なったことはありましたが、農シーズン中は滅多にこのようなことはなく、せっかくの好天に、仕事がはかどらない悔しさをかみしめながら、体調の回復を待っています。特にしゃがんでの芽かき作業はこたえます。

                子どもたち経由で何かもらったのでしょうか。。たらの芽を含め冬の頃から引きずっていた疲れがいま表れてきたのでしょうか。。

                さて、そんな春たけなわの日々ですが、ゴールデンウィークの1日のみのお出かけとして、5月4日、今年は「安家洞」(あっかどう)を探訪してきました。


                安家洞2

                龍泉洞はすでに子どもたちも探検ずみでして、連休となると人も混み合い、通俗的な感じもしないではありません。安家洞は本物の洞窟探検ということで、存分にスリリングな光景を楽しんできました。帰りに龍泉洞前広場にも寄りましたが、露店も出てお祭り風になっていました。

                私は広島生まれなので、山口県の秋芳洞は小学校の修学旅行で訪れ、スケールも大きくそれはそれは見事でしたが、安家洞はもっと狭く、しかし総延長では日本一だそうです。公開されるルートはごく一部だそうで。ヘルメットを着用したの入洞になります。



                安家洞3

                人もあまりいなくて、良かったです(わが家だけというわけではありませんが、5グループくらいいましたか)。行き帰りの道路が渋滞するということもなく、岩手は良いですね。


                安家

                家を出た時は雨でしたが、だんだんに雨も上がり、安家川の清流の上、学校を背景に鯉のぼりが気持ちよさそうでした。このような山里景観は私は大好きです。盛岡等への距離からすれば、岩手の中でも最も奥まった地理的位置付けの地域になりそうです。もっとも生活都市圏であろう久慈市までは30分くらいのようですので、沢内の方が奥っぽいかもしれませんが。。


                ボカシ2016

                さて、連休が終わると、まさにあとは脇目も振らずに農作業です。冬の間頑張って採取した米ぬかに水をたっぷりかけてボカシにします。完成は1週間です。それ以上続けると窒素が放出してしまう気がしており、温度が上がってきたら2日くらい切り替えしをして、薄く広げて発酵を止め、後は田んぼへ。耕起した後に、発酵は土中で続いてくれているでしょう。


                ボカシ散布

                地元堆肥センターの牛糞堆肥を散布した上に米ぬかを撒いていきます。投入物はそれだけです。いわてっこでは、抑草効果とトロトロ層を作る目的で田植え後に生の米ぬかを散布しているのですが、ひとめはいもちのことを警戒して生の米ぬか散布をしておりません。その分、元肥として米ぬかボカシは多めにやります。反当で100kgくらいでしょうか。

                ひとめぼれを20日金曜日、いわてっこを22日日曜日に田植えをするという計画です。今年は森の木の実のなり具合の関係なのか、ネズミが大量発生し、地域では水稲苗がかじられる被害が続出しています。うちも何枚かやられました。何事も多めに作っておかなくてはですね。


                薪

                薪の仕事も残っています。今年は3月の残雪量が少なくて地元の薪炭共有林で道をつけて木の運び出しすることができず、森林組合から購入しました。値段はやや高めですが、敷地内の好きなところへ運んで綺麗に積み重ねてくれますし、地元の共有林組合利用では、家まで自分の軽トラで運んでこなければならないのが結構きつかったりします。当然細い部分もあるし、元は太くて、この太いやつが搬送に難儀するわけです。森組は薪の太さも一様で、助かりますね。全部ナラというのもありがたい話です。

                一年では十分に乾かないので、2年前の薪を使いつつ、2年後の薪を用意していく、という形になります。

                さて、今日は午後小1の娘とともに県の種苗センターに、スモモ(太陽)、ブルーベリー(アーリーブルー)、ラズベリー(ヒンボートップ)の苗木を買い付けに行く予定になっています。庭木として2本シュガープルーンを何年も前に植えているのですが、さっぱり実をならせてくれず、異種の受粉樹を植えると良いというアドバイスから、スモモを植えることにした次第です。

                ただ、そもそも、シュガープルーンが花を咲かせてくれていないのではと思っています。検索すると、そのような相談がヒットしまして、そうであれば受粉樹の導入以前の話になってしまいます。いまが開花期のようなのですが、青々とした葉っぱが生い茂っているだけですね。桜のように先に花が咲くのでしょうか。いずれ剪定をしてやらないと開花も実のなり方も悪くなっていくというのが果樹の原則ですので、剪定で刺激を与えることが大事なのでしょう。

                少量多品目の果樹は当園で少しずつ力を入れていきたく、乾燥にんにく用に導入した野菜乾燥機でドライフルーツも手がけていきたいと思っています。もちろん青果利用に越したことはありませんが、すぐに旬は終わってしまいます。ブルーベリー、ラズベリー、サルナシ、イワテヤマナシ、山ぶどう、アケビ(これも実がならず)カシス、ガマズミ、マルメロ、ブラックベリー、そしてシュガープルーンとスモモになります。多雪地帯では果樹は不利な面もあり、雪が原因で実をつけないかとも思ってしまいますが、気長に、観察心を忘れずに向き合っていきたいと思っています。

                特にブルーベリーは果樹の中でも力を注いでいて、当園では「アーリーブルー」に特化して、まとまった量を7月下旬に一気に供給できるようにしていきたいと思っています。

                 
                posted by: 渡辺哲哉(園主) | 野良仕事 | 08:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                水稲作業が進んでいます
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                  種まき2016_1

                  ここ沢内で「ひとめぼれ」と植えるというのは適地適作に反した作付けでもありまして、とにかく種まきは早く行って、早めの田植えを心がけ、田植え時までに十分に大きい苗を作る、というのが目標になっています。4月7日に催芽を開始し、9日朝にはハトムネになって、翌4月10日にひとめぼれの種まき、そして所用を挟んで12日に「いわてっこ」の種まきを完了しました。現在芽も出揃って、シルバーポリも剥がし、プール入水も始めました。生育は順調です。

                  岩手県では待望のお米の品種「銀河のしずく」が今年から県内で作付けがスタートしました。ひとめぼれを超える食味値との話もありますが、いずれ、ここは適地外ということのようです。ただ食味も大事でしょうが、ひとめぼれ(宮城)と違って岩手の品種であるということには魅力を感じます。町内でも試験的に作付けがあるようですので、秋の結果を参考に、ひとめぼれから「銀河のしずく」のへ移行していくことになるかもしれません。こういう話題は楽しみの一つになります。

                  日曜日だったので、種まきは上の子2人も少し手伝ってくれました。土入れ作業です。これまでと同じ「花巻酵素」製の自然育苗培土ですが、この培土は有機質のため、カビ等の防止のため播種日当日に土入れをするようにとのことでして、慣行の培土のように前もって土入れをしておくということができません。


                  種まき2016_2

                  軽トラの荷台で12米ずつ田っぷり潅水をして、それから「みくに式播種機」で1枚ずつの播種になります。1枚当たり、乾籾勘算で60グラムの薄まきになります(水を吸った催芽籾で80グラム)。播種が終わると、今度は土を入れて覆土して完成です。


                  古い播種機

                  こちらは、近所の方からもらった古いポット育苗用の播種機です。溝が付いていて、ブラシを使いながらそこに籾を落として並べ、透明部分の板をガチャっとずらすと穴から下に落ちて整然と苗箱に蒔かれるというものですが、籾をまんべんなく溝に並べるのに時間がかかり、結局みくに式の使用に戻りました。でもこれも現在は手に入らない貴重品ですし、精度としては緻密に蒔けるものです。


                  田村さん視察

                  さて、種まきの前の日になりますが、食文化研究会の例会で、盛岡市羽場の田村和大さんの圃場を見学しました。田村さんは私などよりずっと若く、また経験も短いUターン農家さんですが、実に行動的で、勉強家で、在来種(F1交配でない)にこだわった農業を精力的に行っている方です。種を継いでいくことは生命や文化を尊重する営みだとの思いで「種継ぎ百姓」を自認して、農法も野菜自身の最も健康で本来的な形とは何か、という観点から無肥料の自然栽培を選択したと言います。

                  自種を採りながら、30品種ほどの野菜、そして米・小麦・大豆を飲食店さんを中心に自ら開拓した出荷先に出しておられます。在来固定種をテーマにした「よみがえりのレシピ」について前に記事にしましたが、この映画を一番最初に岩手に持ち込んで上映会を催したのも田村さんでした。お人柄もよく、まさに岩手農業をリードしていく若きホープと言える人ですね。盛岡市内ですし、こちらのような山里の農業とはスタイルやイメージは違いますが、こうした方からのエネルギーを分けていただきながら、常に食とは何か、耕すとは人にとってどういう営為なのか、問い続けていきたいと思いました。


                  ハウスの消雪推移

                  まだ冬のアルバイトをしていた最終盤の頃の、朝撮った雪解けの様子です。3月27日(日)に土を撒いたその週に高温好天があって、見る見るうちに消えてくれました。隅々までではありませんが、一応町内では3月31日に消雪したと言っているようです。こちらは風雪が基本なので、雪は斜めに積もっていき、田の西側で浅く、東側で深くという積もり方をするために、東側の消雪は遅いです。


                  氷温貯蔵米2016春

                  雪が消えたところで、家周囲の往来が可能となり、奥の作業舎の冷蔵庫より氷温冷蔵していた籾を運んで、春の籾摺りを行いました。これで、次の秋までは氷温玄米を提供できる運びとなりました。在庫米もちょうどあと半分というところです。にんにくのかけらがまだ残っているために、まだ電気代はかかりますが籾摺りした玄米も氷温設定の冷蔵庫に入れて貯蔵しております。これからはどうぞ氷温貯蔵米をお召し上がりください。にんにくが完全になくなった後は12〜14度で保冷します。

                  引き続き、たらの芽出荷をしております。あと1週間余りで終了となるでしょうか。とにかく雪解けが早かったことは何にも勝り大助かりです。作物自体は作業時期がまだ早いものもあるとはいえ、りんどうで支柱を立てたり、草取りをしたり、借りることができたバックホーで田の排水路を掘ったり、その土で畦畔を頑丈に固めたり、進められる農作業はいくらでもあります。こうして先手を打って作業できることは気分的にも違いますし、きっちりとした管理作業を行って、よりクォリティの高い農産物を獲得できるようにしたいものです。

                   
                  posted by: 渡辺哲哉(園主) | 農業について | 07:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  山里小学校の入学式
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                    入学式

                    昨日は一番下の子の小学校の入学式に出てきました。一番上の子の時も記事に書いていましたが、その時は合併前の最後の「猿橋小学校」で、1年生は4人でした。この同じ体育館でしたが、いまは旧沢内村で1校となっていて、今年の新入生は22人です。湯田の方の情報はわかりませんが、西和賀町で40人くらいということになりますか。


                    卒園式

                    先月には6年通った保育所を卒園でした。旧沢内に保育所は3箇所あり、その一つ、「栴檀(せんだん)保育所」です。満1歳から預けられるので、4月上旬生まれの末娘は小学校に匹敵する6年間通ったことになります。これでわが家も保育所卒業となりました。


                    実験室

                    私の方は、3月末をもって冬の盛岡での土壌分析も終了となり、農家に戻って1週間経ったところです。実験室ともお別れ。島津社の総合分析計が壊れずにいてくれるよう願うところです。奥に見えるCECの測定装置を導入して2冬目でしたが、その前の2回濾過の簡易法の時よりも正式の測定になっただけでなく、こなせる点数が増えたメリットもありました。


                    3.11半旗

                    3.11の日の実験室から見た県民会館は半旗の掲揚でした。2:46にはすぐ隣の盛岡市役所からサイレンが流れました。あまり聞きたくない音ですね。高校野球のサイレンには情緒を感じますが。。


                    尺イワナ

                    春休み終盤の4月5日、家の前で息子が尺イワナを釣りました(尺にはちょっと足りなかったか)。餌はミミズです。この時期は水量も豊富で、魚もまだボケっとしてるんでしょう。釣るならいまですね。


                    ヤマメ

                    ヤマメも釣りました(息子です)。イワナしかいないと思っていましたが、ヤマメと共存地帯だったのですね。ヤマメは斑点が美しいです。


                    アナムネーシス

                    さて昨日入学式を迎えた末娘ですが、その前の日に、勉強とは何かを少し話して聞かせました。娘の名前に「想」の字が入っていることに触れて、生まれてくる前に人間は天使であり、天使は世の中のこと全てを知っており、しかし生まれてきた時に全て忘れてしまった。それで、勉強して習っていくことは天使の時に覚えていた知識を一つ一つ思い出す(「想起する」)ということで、学ぶ=想い出すなんだと話したところ、入学式の朝に詩を書いていました。話を理解してくれていたようで。私の脚色も入っていますが、元はプラトンの想起説のことです。仮象に囚われず「イデア界」を想起する子になってほしいものです。もっとも歴史とか社会科には当てはまらない面もありますが。。

                    「想起」=「アナムネーシス」は娘のギリシャ名になります。長女は「ソフィア」と言うんですが。

                    昨日、一昨日の雨で雪も完全に消えて、外仕事ができる時期になりました。薪割りなどもこれからの作業としてありますが、まずは稲の種まきを早く終わらせて、りんどうの作業に着手したいと思います。たらの芽もまだいっぱい採れますので、今月いっぱいは引き続き宜しくお願いいたします。出かける用もあり、雪が解けたことでかえって焦りを感じてしまいますね。


                     
                    posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 13:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    黒にんにくとたらの芽と、末娘の片袖机
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                      黒にんにく釜の中

                      3月に入り、少し温かくなってきて、シーズンが近づいているという感覚になってきています。冬の仕事勤務も終盤に入り、合間には水稲や他の品目の種子などを注文したりしております。が、まだ雪解けには1か月ありますし、冬場の作業時期であるに違いありません。

                      農園の仕事としまして、現在、黒にんにくのまとまった数のご注文(バラ出荷)を大変多くいただいていて、大変ありがたいことに製造が追いつかない状態になっています。保温ジャーで製造していますが、3升のジャー1個では1度に200個で2週間要しますし、新たにジャーを増やし、もう150個を追加で仕込み始めました。

                      ご注文は関東方面からですが、日々の常食用として取り入れていただき、イタリアンに使用いただいたり、そのまま食べて、体調にも好ましい変化が感じられたとの感想をいただいて、大変うれしく思っている次第です。黒にんにくはブームともいえますし、だからこそいろんな製品が出回ってもおります。農薬や化学肥料を使わずに、灯油乾燥もしないで自然に近い環境で育てた青果を、何も足さずににんにくの力だけで保温発酵させたにんにくです。唯一小さいことが難点ですが、それも生体としてのにんにくの細胞に負担を強いずじっくりとこじんまりと育てたことで、良質の栄養分が詰まってくれていたら。。などと想像しています。有機というのは安心・安全ということではありますが、慣行栽培とは違った健康上のプラスアルファを秘めているのではないだろうか。そう願いながら、これからも栽培・製作両面で励んでまいりたいと思うところです。


                      黒にんにくジャー増設

                      製造が追いつかず、急遽2個のジャーを借りてきて、3台で作っていて、左が元からの私ので200個、中が100個、右が50個くらいでしたか、入るサイズです。

                      実を言いますと、200個のジャーで追いつかないと思った時、器具装置をいろいろ検索しつつ、「温蔵庫」なる装置が良いのではと思い至りました。弁当を保温保湿するという機械ですが、黒にんにくの製造の適温が65〜75度ということで、確かにジャーに入れた水温計は65度を示しておりました。この温度に適合する値段の安価なものもいろいろターゲットに入れて、まずは試みとして温蔵庫より安価な「タオルウォーマー」を見つけ、安価で入手することができました。

                      しかし結論から言うと、タオルウォーマーではなぜかうまくできませんでした。温度もぴったりで、保湿もある。乾燥機の系統ではダメで、保湿性が大事だろう。確実に製造できるであろう保温ジャーを買い足すのでは、温蔵庫へのステップのための実証研究になりません。そんな思いで敢えてタオルウォーマーを入手したのですが、失敗。。。かえって温蔵庫への不安が増した結果となってしまいました。黒にんにくと言えばなぜ「お米用の保温ジャー」なのだろう。。。

                      引き続き、理想の製造装置の研鑽を行っていきたいと思います。遠赤外線なども魅力を感じます。



                      たらケーブル増設

                      さて、今年もたらの芽のシーズンになりました。現在初回の伏せ込み分が収穫を迎えています。早めの時期から出荷して欲しいという要望もあったのですが、こちらも結果的に、初期の伏せ込み分はうまくいかず、2月になってから開始した方が追い越す形で進んでいる形となりました。

                      たらの芽も休眠があり、よく栽培されている「新駒」という品種は休眠がほとんどないそうですが、この山形原産の「あすは」は休眠がしっかりあり、1月中は寒い上に休眠のこともあって、発芽に時間がかかりすぎ、その経過でカビや腐れなどが生じてしまいます。原因としてケーブルの温度不足を強く感じていましたので、対策として、急遽園芸ケーブルをもう1セット増設し、2系統のケーブル施設へと改良しました(3月初めまでは30m1セットのケーブルを上と下両方のベッドにまたがって架線していました)。

                      これまで施設内の温度計はよほどポカポカの4月とかでなければ、常にサーモの設置温より低く、今回倍増したことで、サーモの設定温と施設内の温度がピタリ一致するようになりました。サーモや温度計そのものを疑ったりもしていた自分にとっては、このピッタリ合っているじゃないか、ということに感銘を受けました。。試行錯誤の取り組みとはそうしたもので、一人で始めるということはこういう学びをくりかえし覚えていくということだろうとも思います。

                      オレンジ色のサーモの上に設置した装置が「マルチタップ」になります。園芸ケーブルを水槽の上段・下段に30m1セットずつ別個に巡らせて、それぞれをタップに接続して、サーモにつないでいます。最初と最後は上段だけになりますし、そういう時は下段のプラグを抜いておけば、上の水槽のみを温めることができます。


                      たらの芽出荷直前

                      ケーブルの密度が上がり、大幅に環境改善がなされ、出荷を迎えました。1月のしょっぱなからこうしていれば、と悔やみます。失った2週間と、悪くして廃棄処分とした駒木は取り戻せませんが、対策の一つはクリアできました。

                      なお、初期の出荷用として休眠期が短いと言われる「新駒」も導入すればいいのでは、とも考えましたが、たらの木栽培に致命的なダメージを与える「立ち枯れ疫病」に対し、当園の「あすは」は強い性質を持つことと、キレイな緑色になるということで、品種を増やすことは当面見送りました。市場に大量出荷しているわけではなく、規模をいたずらに増やしても販路面で売り切れないことから、生鮮品ですし、抑え気味に小さく続けることが身の丈にあっていると感じております。

                      なお、早い段階の出芽を促す方法として、一般にジベレリンが使用されていますが、当園ではたらの木の段階から水槽での芽吹き工程まで農薬不使用で行っております。また豚糞だけの肥料の使用で少肥設計の中において大きいたらの芽を生産する方法として、春の芽かきをしっかり行って、立ち本数を少なくし、そのことで太い穂木を確保するというやり方を行っています。カビに対しても農薬は使用しないので、まずは温度を所定温度をしっかりキープして、短期間で生育させるという方式で乗り切っていきたいと考えています。

                      通勤の傍らの黒にんにく&たらの芽作業は結構きつく、平日も帰宅後は残業1時間という日々が続いておりますが、何とかこの冬作業を定着させて、1年間通しての農作業の構築を目指していきたいと思っています。4月になったらなったで、今年は雪解けは早いでしょうから、本業の農作業外仕事も加わりつつのたらの芽作業となり、忙しさに変わりはないかもしれませんが。。薪割り作業もありますしね。



                      想子デスク工房で

                      さて、4月から小学校に上がる末娘の机が完成したと木工職人の竹澤さんより連絡があり、9日水曜日は年次を取って勤務を休みまして、末娘とともに町内鷲ノ巣の工房に引き取りに行ってまいりました。上の2人と全く同じ仕様書で作成された栗の木の片袖机と椅子のセットです。写真は運び出し前の職人のアトリエにて。



                      3つ並んだ机たち

                      そして自宅に搬送し、設置しました。3年前に買った上の2人のと全く同じですが、色は新しいですね。サイズとしては小さめで、横91奥行51で高さが76cm。栗の木なので重量は軽めです。が、丈夫です。3年前にも記事に書きましたが、大人になってもずっと一生一緒に共に引越しを続けてパソコンデスクとして使い続けて欲しいと願い、小型軽量に作ってもらいました。部屋のスペースにもぴったりに収まっています(91cmはこのスペースに合わせたのですが)。

                      高さは結構ありまして、6歳のいまは足が着きません。大人になるのを前提に作ってもらっています。椅子の裏側に2016.Springとの刻印がありました。

                      机を拠り所に成長していって欲しいものです。


                       
                      posted by: 渡辺哲哉(園主) | 季節の話題 | 12:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |